エアアジアの1年間乗り放題のUnlimited Passはマレーシア在住者以外でも使えるか
目次
エアアジアKL発羽田便のボーディングブリッジ「乗れる？or乗れない？」が議論へ
速報！マレーシア在住者以外の購入者を搭乗拒否か？詳細は追記へ
１年間乗り放題パスは本当に乗れる？
先日、エアアジアが販売した1年間乗り放題Unlimited Passですが、販売終了の3月8日(土)午後11時59分を待たずに突如SOLD OUTしています。
最終日には大勢の人々が駆け込み購入したと見られており、マレーシア時間の午後20時半頃、終了の約3時間半前にSOLD OUTが表示され不運にも購入できなかった人々を騒然とさせています。
販売開始直後から議論に上がっていたのが本来マレーシア在住向けに販売されていた年間パスのため、国外からVPN等を介して購入した人々が「本当に乗れるか？」と不安の声を上げています。
マレーシア在住者以外の搭乗拒否はある？曖昧な規約が焦点に
気がかりとなる規約として、マレーシア在住とも解釈できる「Within Malaysia」の項目、マレーシア在住者向けであることは理解できますが非常に曖昧な表現です。
国外からアクセスして購入した場合も含まれるかどうかは解釈が分かれ「有人チェックインカウンターでマレーシアの在住証明が求められるかもしれない」と不安の声が聞かれます。
規約にはマレーシア在住の確認を求めるといった記載は見当たらず、当日になって搭乗が拒否されることはないとの楽観的な意見が多くなってます。
規約上では在住証明等を求める項目なし
マレーシア在住者を含め全世界のパス保有者に対して厳格な住所確認等あれば当日の混乱は必死。
規約にも当日確認を求める等の項目はなく、パスで予約が完了できていれば当日になって搭乗拒否されるリスクは限りなく低いのではないでしょうか？
そしてマレーシア在住者限定で販売していたとすれば、マレーシア以外の対象路線が多数存在するため不可解です。
対象路線がマレーシア発着以外に多数
クアラルンプール発着以外ではバンコク〜日本各地、バンコク〜中国各地、関空〜ハワイ、那覇〜桃園など日本やタイ在住者に需要が高い路線も多数存在。
マレーシアからのアクセス限定で販売されたのは、売れすぎてしまうリスクとエアアジアがマレーシアの会社だと考えるのが自然かと思います。
仮にマレーシア在住者以外のパス保有者を搭乗拒否した場合にはエアアジア側にはメリットはなく、空席で飛ばすよりも利益を確保できる要素がいくつかあります。
搭乗拒否はエアアジア側にメリットなし？
LCCのエアアジアは細分化された有料オプションが貴重な利益源になっており、座席指定、受託手荷物、機内食に至るまで有料販売することで利益を確保しています。
エアアジアの日本発東南アジア便の座席指定は1,800円前後〜、受託手荷物は20kgで4,000円前後〜と他社と比べても決して安くはなく、有料オプションの利益率に頼るところが大きいです。
厳格に搭乗拒否して貴重なリピーターを失うよりも、搭乗を黙認して有料オプションで売り上げを増やした方が利益に繋がります。
さいごに
個人的にもエアアジアのアンリミテッドパスを入手しており、既にチケット予約も完了しています。
現時点で予約がアクティブなため当日になって搭乗が拒否されるリスクはかなり低いかと思います。どちらかといえば突然の経営破たんを危惧すべきで、有料オプションなど積極的に購入する姿勢が必要かもしれません。
最短で3月15日前後にはマレーシア国外のパス保有者の搭乗報告があるかと思うので、近いうちに答えが出ることでしょう。
3/14(土)追記分:マレーシア在住者以外の購入者を搭乗拒否へ？
旅行情報メディアによると、エアアジアXはマレーシア在住者以外からの購入者に対しては搭乗を拒否する姿勢であることが報じられています。
懸念していた「Within Malaysia」の解釈ですが、やはりマレーシア在住者とされており単にマレーシア国内からのアクセスで購入した場合ではサービス対象とはならない可能性が高くなっています。
マレーシア在住以外で購入した者については規約違反者と認定される可能性もあり、当日の搭乗拒否や運休による返金もされないと覚悟しておいた方が良いかもしれません。
あくまで今回の一報はエアアジアXがホームページ上で公式に表明したものではなく、実際には黙認される可能性もあるため引き続き利用報告を待ちたいです。
