やっぱり高い?ベトナム ホーチミン市の日系歯科医院の虫歯治療体験や料金まとめ
安心との引き換えに費用は高額?
ホーチミン市の日系歯科医院
ホーチミン市の歯科医院は大きく分けて、「ローカル歯科医院」「外資系歯科医院」「日系歯科医院」があります。
最も安いのがローカル歯科医院で主にローカルのベトナム人がメインに利用しています。
ローカル歯科医院の治療技術や言葉に不安のある外国人は、主に北米資本の外資系歯科医院を多く利用しています。
そして最も高額とされているのが、日系歯科医院で最新鋭の治療機器や安心の治療技術で多くの在住日本人に利用されています。
実際に受けた虫歯治療体験
時期は2017年、ホーチミン市内にある某日系歯科医院での治療体験。※2017年時点の情報であることをご留意ください
放置していた虫歯が悪化して痛みに耐えきれず、急遽インターネット上で日系歯科医院を検索して電話で事前予約した上で訪れました。
通院1回目:問診→パノラマレントゲン→虫歯の根管治療
パノラマレントゲンによって判明したことは虫歯の深度は深く、歯は残せるものの根管治療と被せ物が必要で、最終的にかかるおよその治療費が提示されました。
予想以上に高額だったため少々驚きましたが治療を決断。
被せ物は「自由診療のセラミッククラウン」か「保険治療の銀歯」の2択で一旦回答を保留して根管治療を開始。
根管治療で歯の奥まで深く削り消毒薬を詰めて蓋をしました。今後3、4回は消毒薬を詰め替える通院が必要。
通院2〜4回目:根管治療の穴に消毒薬を詰め替える作業
消毒薬を詰め替えで合計3回通院、土台形成には保険治療のファイバーコアを選び、回答を保留していた被せ物には自由診療のセラミッククラウンを選択。
通院5回目:土台形成で保険治療のファイバーコア
土台には「メタルコア」と「ファイバーコア」を提示されましたが、少々割高ながら耐久性の強いファイバーコアを選択。
通院6回目:仮歯作成と型取り
仮歯の作成と、セラミッククラウンを作るための型取りをしました。
通院7回目:完成したセラミッククラウンの装着
完成したセラミッククラウンの装着と慎重な噛み合わせの調整をして、全ての治療が終了へ。
※海外療養費制度の還付に必要な証明書は最終回に貰えます。
※各種クレジットカードにて支払いが可能です。
実際にかかった治療費
1.問診とパノラマレントゲン(保険治療)
2.虫歯根管治療(保険治療)
3.消毒薬の詰め替え(保険治療)
4.ファイバーコア(保険治療)
5.セラミッククラウン(自由診療)
1〜4までは保険治療で約75,000円。
※保険治療は帰国時に海外療養費制度への還付申請で還付金あり
5のセラミッククラウンは100%負担の自由診療で当時の為替レートで約75,000円
1〜6までで合計約150,000円が全ての治療の総額です。
一時帰国中に海外療養費制度の還付金を申請、約2カ月後に約24,000円の還付金の振込を確認。
還付金を差し引くと約126,000円が日系歯科医院で支払った総治療費です。
尚、2019年7月現在円高傾向のため、現在の為替レートに当てはめると1万円程度は安くなります。
日系歯科医院の治療を受けた感想
•治療機器は最新鋭で日本人医師による高度な技術と安心の治療方針
•ほぼ希望通りのスケジュールを組むことが可能で、日本と比べると迅速かつ集中的に治療が可能。
•一時帰国の際に、海外療養費の還付を申請することができる(※パスポートの出入国スタンプが必要)
•セラミッククラウンの相場は日本より安い
•ローカル歯科医院の相場と比べると3倍〜4倍高い
個人的には日系歯科医院で受けた治療には大変満足していますが、やはり最大の欠点は高額な治療費。
海外療養費制度は、あくまで日本で治療を受けた場合の相場を元に還付されるので多くの還付金は期待できません。
さいごに
コンクール ジェルコートF 90g
就寝前に使うと効果的
直近の虫歯治療では高額な治療費の懸念からローカル歯科医院を選んでいます。
個人的には歯科医院選びは重要だと思いますが、コストパフォーマンスを重視するならローカル歯科医院がおすすめです。
※ローカル歯科医院の治療体験についてはリンクをご覧ください。
