1カ月5万円生活?日本人がベトナムのホーチミン市で暮らす最低限の生活費を検証
目次
ホーチミン市中心部の様子、年々インフレが激しくなるホーチミン市の最低限の生活費は?
ホーチミン市の物価
ベトナム最大の商業都市ホーチミン市は地方都市と比べると物価が高めですが、ローカルに至ってはまだまだ物価が安いといえる水準。
ローカル生活を送る日本人の属性は現地採用、日本語教師、ロングステイ、ノマドワーカーなど様々。
ホーチミン市の物価を大まかに日本と比較すると、食費は3分の1程度、交通費は5分の1程度、家賃は東京の3分の1程度。これら衣食住の生活費を1カ月にするといくらかかるのかを検証していきます。
ホーチミン市の月々の食費
ミネラルウォーター500ml(20円前後)
ミネラルウォーター1500ml(40円前後)
卵10個入りパック(120円前後)
牛乳200ml(25円前後)
食パン1斤(100円前後)
お米2kg(300円前後)
バゲットサンド(100円前後)
牛肉や鶏肉のフォー(200円前後)
朝食をパンと牛乳などで簡単に済ませればかなり節約することができます。
昼食と夕食は外食で済ませることが多くなると思いますが、贅沢をしなければ1食200円、贅沢しても1食500円程度。
生活費で一番切り詰めることができるのは食費、1日1,000円使ったとしても1ヶ月3万円かかってしまいます。
ホーチミン市の1カ月の交通費
ローカルバス(30円前後)
タクシー初乗り0.7km(60円前後)
交通費を節約するにはローカルバス、ローカルバスを駆使すればあらゆる地域への移動をカバー、近距離であればGrabバイクも安価で利便性が高いです、
タクシーは初乗り60円前後と安いと思われがちですが、初乗り0.7kmまでと距離が短く、それ以降は細かく加算されます。距離が伸びるほど割高になるのが特徴で10kmを超えると東南アジア一の高さへ。
なるべくタクシーを使用せず、ローカルバスとGrabバイクを駆使すれば節約できます。ご自身でバイクを運転される方々も多いですが、交通事故のリスクもあるので注意していただきたいと思います。
ホーチミン市のアパートの家賃
ワンルーム3万円以上(市内中心部)
ワンルーム2万円前後(ローカル地域)
1区、3区など市内中心部になるほど家賃が高く、中心部から離れるほど安くなります。
中心部から5kmほど離れたローカルエリアともなるとワンルームで2万円前後。あくまで最安例で、アパートの規模や設備によってはそれ以上となります。
家賃とは別に気になるのが光熱費、一番大きな電気代となるのが空調でワンルームアパートでほぼつけっぱなしで1カ月5,000円ほどかかりました。
現在は扇風機をメインにして1ヶ月の光熱費は1,500円程度、これには水道代も含まれています。
その他の費用
電話代
散髪代
洋服代
趣味代
医療費
その他の費用もイレギュラーで発生するもので、散髪代や洋服代も必要です。
趣味は人それぞれですが、カフェ、スポーツジム、映画鑑賞、旅行。結婚式や誕生日会などに招かれるとご祝儀代も発生します。
ホーチミン市1カ月の生活費は最低5万円〜
食費2万円
家賃2万円+光熱費
その他1万円
最低限の食費、家賃、その他を合計すると、日本人がホーチミン市で生活する上では5万円程度かかります。
駐在員など富裕層との付き合いが頻繁にある場合、それ以上の出費が伴いますので身の丈に合った生活が必要です。
今回ご紹介したのはあくまで日本人単身者の1カ月の生活水準で、家族連れの駐在員にまで生活水準を引き上げると、日本の平均的な生活費を優に超えます。
さいごに
ベトナムは東南アジア内で物価の安い国ですが、アパートの家賃に関しては非常に割高感があります。
クーラーの電気代も割高なので、ローカル生活者の間では空調は贅沢と考える人も多いです。カフェも空調の有無でコーヒー1杯の料金に2倍程度の差が発生します。
1ヶ月5万円生活といえどもホーチミン市は物価が安く食材が豊か、日本の節約生活と比べたら充分快適な生活水準を送ることができるでしょう。