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空港価格?空港内のレストランが割高な理由とは

ぼったくり価格も?空港内のレストランが高い理由について

那覇空港では穴場の空港食堂。名物のゴーヤチャンプル定食は安心価格の600円

空港内のレストランは割高

空港内のレストランといえば、第一に割高という印象が思い浮かびます。

実際、国内海外問わず空港内のレストランは割高な料金設定で、本来は安心価格のチェーン店でも安いメニューを除外、もしくは通常より割高な料金設定をしている場合もあります。

特に出国手続き後のセキュリティエリアほど割高な傾向が強く、あまりの割高感に空腹を我慢することさえあります。

一方でリーズナブルなレストランを出店させている良心的な空港や、空港職員向けの食堂を一般開放しているケースも。

空港内で割高な飲食店例

通常380円の牛丼並盛りは空港価格の420円(良心的?)

成田空港/羽田空港内の吉野家の牛丼

日本の国民食である吉野家は街の店舗では一般的に牛丼並盛りは380円ですが、成田空港店では420円、吉野家に限らず割増料金を設定している飲食店も多いです。※料金は2019年7月時点

ホーチミン タンソンニャット国際空港国内線駐車場側のハイランズコーヒー

ベトナムでいちばん人気のカフェチェーン、人気の練乳入りベトナムアイスコーヒーはSサイズ29,000VND(約145円)ですが、空港店にはSサイズはなくMサイズ35,000VND(約175円)からメニューにあります。空港内の飲食店では低価格帯のメニューを出さない傾向にあります。

中国の空港全般

中国の空港では全体的に空港内のレストランは高級志向で、一見カフェテリア風の入りやすそうなレストランでもラーメンが1杯50元(約800円)というような料金設定も珍しくありません。

一方で中国へ返還された香港の香港国際空港ではファストフード店から街中で見かけるような飲食店もセキュリティエリア内にも多く出店しており、街中と料金設定はほぼ同じ。

空港内で良心的な飲食店例

バンコクの両空港では本格的な屋台メニューをリーズナブルに楽しめます

バンコクのドンムアン国際空港/スワンナプーム国際空港内の職員向けフードコート

バンコクの両空港内にはMAGIC Food Pointという屋台価格のフードコートがあります。一般客の利用も可能で、40THB(約120円)程度から本格的な屋台メニューを楽しむことができます、24時間営業というのも人気の理由。

マニラ・ニノイ・アキノ国際空港第3ターミナル

第3ターミナルのレストランフロアーには街中と同価格のファストフード店などの飲食店が豊富で、どの店も繁盛しています。国民的ファストフードのジョリビーから、日本国内では見かけなくなったダンキンドーナツまで豊富なラインナップ。

那覇空港国内線ターミナル内の空港食堂

国内線ターミナル到着階の端にある「空港食堂」は職員向けの食堂ですが、一般客にも開放されており知られざる穴場食堂。人気のゴーヤチャンプル定食は600円と空港内の飲食店としてはリーズナブル。

空港内のレストランが割高な理由

大規模な空港ほど、空港建設に投じた資金の回収を目的として高額なテナント料を設定しています。特にセキュリティエリア内の飲食店ほどテナント料の関係で割高な印象。

国民性にも大きく左右され、フィリピンなど国民の平均年齢が24歳とグルメへの消費が強い国々では薄利多売が成り立ちます。

一方、高齢社会かつ節約志向の強い中国人や日本人のような国民性の場合、大きな集客が見込めず高級志向へと走る傾向があります。

プライオリティパスがお得

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海外旅行前にプライオリティパスを取得して空港ラウンジ内のラウンジ飯を楽しむのがおすすめ。

関西国際空港ではレストランフロアーにあるお好み焼きレストランのぼてぢゅうが3,400円分無料で注文することができます。

さいごに

プライオリティパスを取得してからは空港内のレストランは極力利用せず、プライオリティパスを活用して空港ラウンジで腹ごしらえをすることが増えました。

提携する空港ラウンジがない場合、売店等でパンやおにぎりを買うことが多いですが、今回ご紹介した那覇空港内の「空港食堂」やバンコクの「MAGIC Food Point」など名物グルメを低価格で楽しめる空港では積極的に飲食しています。

空港内のレストランが割高だからと我慢をしてしまうと、旅行中の体力が持たないので、街中で食べ物をテイクアウトして持ち込むか、空港価格だろうと割り切って利用するのも致し方ないと思います。

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