コロナショックでビザの特別措置は?ベトナム国内の観光ビザ延長について
目次
帰国難民続出のホーチミン市、ベトナム国内で観光ビザの延長手続きは可能?
ベトナム国内で観光ビザ延長の需要が急増へ
Covid-19問題によって現在ベトナムは外国人の入国禁止措置が継続中、3/18より既に1カ月半ロックダウン状態が続いています。
4月下旬時点、ノービザを含めベトナムの観光ビザ発給は全面停止中ですが、ベトナム国内では外国人を対象とした観光ビザの延長手続きが可能です。
多くの国際線運休により、帰国手段を失った外国人観光客を中心にベトナム国内でのビザ延長手続きが活発化しています。
超割高?観光ビザの延長手続き
通常の観光ビザ延長
1カ月観光ビザ→2カ月延長可
3カ月観光ビザ→1カ月延長可
※延長手続きは基本的に1回のみ
Covid-19による特別措置
1カ月観光ビザ→1カ月or2カ月or3カ月
3カ月観光ビザ→1カ月or2カ月or3カ月
※延長手続きは複数回可
※5月上旬より3カ月廃止情報あり
観光ビザの延長料金
1カ月間→135ドル〜180ドル
2カ月間→235ドル〜250ドル
3カ月間→325ドル〜380ドル
※代行業者により変動あり
「Vietnam visa extension」などのキーワードで延長手続きを代行する業者が複数ヒットします。業者によって料金に差があるので複数の業者へ問い合わせするのが良いでしょう。
特別措置として、1カ月観光ビザと3カ月観光ビザどちらも最大3カ月間の延長手続きが可能になっています。尚、発給の可否についてはイミグレーションオフィスの裁量次第。
本来ならベトナム国内でビザを延長するよりも、ベトナムを一旦出国して再入国時にアライバルビザを取得するのが最安、或いは各国のベトナム大使館で直接ビザを取得するのが無難です。
コロナショックの影響により、現在ベトナムを出国した場合には再びベトナムに入国できる時期が不透明なため、ベトナム国内で延長手続きを選ぶ外国人が増えています。
※5月上旬より3カ月間延長は廃止情報あり
出国したら戻れない?ベトナムの入国正常化は見通し立たず
4月末時点、日本国外務省は全世界への渡航自粛要請を発令中。更にベトナムを含め全世界的な規模でロックダウン中のため、多くの国々では外国人の入国を制限しています。
ベトナムの入国制限解除も現時点では見通しが立っておらず、入国制限解除は早くて半年先か長くて1年以上先かとも言われています。
Covid-19に対するベトナム政府の厳格な対応を見る限り、外国人の受け入れには非常に神経質になっており、入国正常化には全世界的なコロナウイルス終息及びワクチンの開発が急務。
仮に制限が緩和されたとしても順序としては長期滞在ビザの保有者を優先で、陰性証明の提示と入国後14日間の強制隔離が科されるのは確実です。
ベトナム観光においては年内のベトナム入国正常化は、現時点で非常に厳しい状態であると認識しておく必要があります。
さいごに
先日タイ政府はタイ国内に滞在する全ての外国人を対象に7月末までビザの自動延長を決定しています。
ベトナム政府も出国不能な場合など、数日間のオーバーステイに対しては罰金を免除する温情措置を取っていますが、外国人の滞在に関して寛容なタイと比べる非常に厳格な姿勢を感じ取れます。