ベトナム入国制限

ついに全社会隔離解除!制限緩和のホーチミン市待望の店内飲食解禁へ

ロックダウン解除?全社会隔離終了のホーチミン市でカフェやレストラン再開へ

「全社会隔離終了」翌日のハイランズコーヒー、待ちに待ったカフェ解禁!

全社会隔離最終日に制限緩和が決定

4月22日ベトナムのフック首相は首相指示第16号「全社会隔離」の解除を決定しています。

一部隔離が続く首都ハノイのThườngTín、MêLinh地区は引き続き高リスク地域を維持するものの、ハノイやホーチミン市をリスク有地域に格下げし首相指示第15号を基準として制限緩和が決定。

具体的な制限緩和については23日以降に定められるとしており、どこまで制限緩和がされるのか当日になってみないとわからない「ベトナムらしい?」のんびりとした決定に不安の声も囁かれました。

店内飲食再開?制限緩和のホーチミン市

引き続き禁止

20人以上の集会、美容整形手術、理学療法、スパ、サウナ、マッサージ、ダンス場、カラオケ、バー、ビアクラブ、ゲームセンター、ネットカフェ、スポーツクラブ、民泊等

制限緩和当日となった4月23日午前、まだ詳しい営業基準が定められていないこともあり、営業する判断をした飲食店と営業再開に踏み切れない飲食店とで分かれました。

ローカルの散髪屋も制限解除を見越して営業を再開し約3週間ぶりに髪をさっぱりと整える人たちで大繁盛。ローカルカフェや食堂はほぼ営業を再開し、約3週間ぶりとなる店内飲食を満喫する人々が見られました。

大手カフェチェーンのハイランズコーヒーも店舗によって店内飲食の判断が分かれていましたが、店内のテーブルと椅子を通常の30%ほどに抑えた状態で営業再開しています。

夜になってようやく公開されたガイドラインによりますと、飲食店は禁止ガイドラインには含まれておらず、娯楽産業全般は引き続き禁止されますが約3週間ぶりにほぼ自由化の気配が感じ取れます。

タクシーと市内路線バスの再開は?

悲観的な推測が多かった公共交通機関ですが、当日午後になって二転三転したもののメータータクシーと配車アプリ車両の再開が正式に決定。

ホーチミン市内路線バス再開については5月3日運行再開と慎重な様子で、市民の本格的な移動を制限したい狙いが感じ取れます。

ホーチミン市内の学校再開は5月4日が有力なため、このまま順調にいけば5月4日以降には社会生活がほぼ正常化する期待が高まっています。

帰国難民はどうなる?ベトナムの観光ビザ延長

4月23日より再開するとしていたビザの延長などを扱うベトナム各地のイミグレオフィスですが、ハノイでは引き続き4月29日まで休みとの報告もあります。

ホーチミン市ではイミグレ再開情報も出ていますが、新規のビザ発行や新規のワークパーミットの発行は不透明な状況でビザの延長など一部手続きに限られる見込み。

イミグレ閉鎖期間中にベトナムビザが切れた場合に関しては特例でオーバーステイの罰金を免除されることが発表されています。

ベトナム各地で航空便減少により帰国手段を失った帰国難民の滞在も伝えられていますが「速やかに帰国をする」or「高額な手数料を支払ってビザの延長手続き」の判断に迫られそうです。

1カ月延長で150USD〜180USD(代理店により変動)。特例で3カ月延長例も報告されており350USD〜380USD(代理店により変動)とかなり割高。

先日タイでは帰国難民化した外国人を対象に特例措置として、7月末まで自動でビザを延長する決定をしており、ベトナム当局との対応にくっきりと明暗が分かれています。

さいごに

約3週間ぶりに店内飲食再開とベトナム各地ではコロナへの勝利宣言ともとれる喜びの声が溢れました。

ベトナムでは1週間以上コロナウイルスの新規感染者が出ておらず、世界に先駆けて終息に手応えを見せていますが、第2波への警戒感を怠らない慎重な姿勢が感じ取れます。

東南アジア諸国は厳しいロックダウンによって新規の感染者数が減少傾向ながら、ベトナムのように完全にゼロの日が続くまでは厳しい自粛生活が続く見通しです。

関連記事はこちら