上級会員比較!ANA SFC修行とJAL JGC修行はどちらがお得?
目次
ANAラウンジへのエスカレーターに上がることができるのは選ばれし者たち。
ANA SFCとJAL JGCとは?
SFCとJGCとは、年会費を支払い続ける限り、ANAとJALの上級会員を永続的に維持することができるクレジットカード。
正式名称はANA SFCが「ANA Super Flyers Card」。JALのJGCが「JAL Global Club」で、それぞれの頭文字を取って略されています。
SFCとJGCに申込する権利を有するのが、上級会員期間中で、ANAならプラチナステータス、JALならサファイアステータスを獲得した期間中。
それぞれの上級ステータスを獲得するには、上級会員修行という、上級会員資格を取得するための一連の行動が必要で、航空ファンを中心に修行ブームが続いています。
今回はANA SFCとJAL JGCはどちらがお得かを重要項目別に比較していきたいと思います。
SFCとJGCどちらがお得?
[ANA]
最もシンプルな修行方法として、国内線羽田ー那覇17往復、合計34回搭乗でSFCカード申込基準である50,000PPを獲得できます。
最安を目指すなら、早割の75日前発券で片道約9,000円、合計34回分=約30万円が最安の目安。
[JAL]
JALは回数修行が可能、JGCカード申込基準であるサファイアステータスには搭乗50回で到達できます。
羽田ー那覇往復(2回)+那覇〜離島(久米島、宮古島等)を48回搭乗するとクリア。
羽田〜那覇往復を最安20,000円で見積もり、那覇〜離島間を片道5,000円×48回で見積もると240,000円、合計約26万円が最安。
JALの勝利!
あくまで最安条件で検証しており、実際はこれ以上の費用がかかる可能性が高いと思いますが、回数制のあるJALがコストパフォーマンスで有利。
50回搭乗の難点は那覇に最低一週間は集中して滞在して、1日平均4往復のフライトをクリアする必要があります。
[ANA]
ANAでは、三井住友カード発行のANAスーパーフライヤーズカード一般カードに年会費の割引があり、2年目からは条件付きで毎年10,017円(税込)で維持することができます。
[JAL]
JALでは、JGC一般カードで年間10,800円(税込)で維持することができます。
ANAの勝利!
783円分安いANAの勝利。家族カードも三井住友カードで割引のあるANAカードが有利。
[ANA]
成田の国際線ANAラウンジでは夕方に限り、プロの寿司職人による握り寿司が提供されています。
[JAL]
さくらラウンジではホテルのブッフェ相当の食事が提供されており、名物のビーフカレーは大きな牛肉がゴロゴロ入っており大好評。
JALの勝利!
自社ラウンジでは大差をつけてさくらラウンジが利用者満足度大。自社ラウンジ以外では大差なく、どちらかと言えば提携航空会社の多いANAがリード。
総合的にはJGCが勝利!長い目でみたらANA SFC?
修行費用の安いJALが優勢で、長い目でみたらクレジットカードの維持費が安いANA SFCがお得です。
最終的には利用者個人の好みで決めると良いでしょう、例えば住む地域によってANA便が充実、もしくはJALが充実という実用的な要素もあります。
アジアが好きな方々にはアジアの航空会社が充実しているスターアライアンスに属するANA SFCがおすすめです。
ラウンジを重視するなら、JALのさくらラウンジを利用できるJGCがおすすめです。
両方取得するのも人気
航空ファンの間では「ダブルホルダー」と呼ばれていますが、SFCとJGCを両方取得する方々も多いです。
どちらかを実際に取得して体験してみて、大きなメリットを感じた人ほど、ダブルホルダーにチャレンジする傾向にあります。
問題点として、修行費用があまりにも高額なため、単身者は比較的柔軟に決断できますが、婚姻者はパートナーの理解が必要不可欠。
さいごに
ANA SFCを保有していますが、JGCへの関心も強いこともあって、ANAに肩入れすることなく客観的に比較させていただきました。
私がANA SFCを選んだ理由は単にANAマイラーであったことが理由で、仮にJALマイラーならJGCを選んでいただろうと思います。
最終的には個人の好みによる部分が大きく、どちらが好きかという要素を重視するべきでしょう。