バックパッカーの独断と偏見!東南アジアの治安ランキング(ASEAN加盟10カ国)
目次
明るい北朝鮮と言われるシンガポールの治安は世界最高水準
東南アジアの治安
外国人観光客にとって海外渡航先で一番の心配は治安状況。東南アジアは治安の良い国が多いですが、せっかくの海外旅行で犯罪に巻き込まれてしまっては旅行が台無し、事前に渡航先の治安状況をしっかりと調査しましょう。
•ブルネイ
•カンボジア
•インドネシア
•ラオス
•マレーシア
•ミャンマー
•フィリピン
•シンガポール
•タイ
•ベトナム
※アルファベット順
今回はバックパッカーとして訪れたASEAN加盟10カ国を独断と偏見で治安をランキング。※渡航経験がないブルネイだけは評価対象外とさせていただきます。
独断と偏見!東南アジア治安ランキング
1位.シンガポール 評価S
実際訪れた感覚として東南アジアではいちばん治安が良い国であると感じます。公共のエリアには防犯カメラの設置件数も多く、街では警察によるパトロールも頻繁に行われており警察もしっかり機能しています。
2位.マレーシア 評価A
シンガポール同様に警察が機能しており総合的に治安状況の良さを感じます。一方で出稼ぎ労働者が多く、街には物乞いが多いのは社会問題。スリや引ったくり、いかさま賭博等にも注意が必要です。
3位.ベトナム 評価B
社会主義国のベトナムでは警察の権力が絶大で犯罪に対する刑罰も重く、外国人観光客が巻き込まれる凶悪犯罪は少なめです。外国人が注意すべきは引ったくり、ぼったくり等軽犯罪。
4位.ミャンマー 評価B
軍事政権の名残りで、国の治安は維持できており、敬虔な仏教国特有の穏やかさを感じます。そして、東南アジアでは泥棒がいない国とも言われており、スリ、引ったくり、置き引き等が少ない印象。一方で宗教対立が起こる地域は危険とされています。
5位.ラオス 評価C
敬虔な仏教国で、ルアンパパンの托鉢などはあまりにも有名で、信仰心が強い国民性。ミャンマー同様、人々は徳を積むことで来世は幸せになれると信じており、外国人観光客が巻き込まれる犯罪は少なめです。一方で薬物汚染は深刻で軽い気持ちで絶対に手を出さないこと。
6位.インドネシア 評価C
言わずと知れた世界最大のイスラム教国家。イスラムの戒律により犯罪に対する取り締まりが強固で安定した治安を維持しています。貧富の差が激しく、貧困層によるスリ、ぼったくりには注意。
7位.タイ 評価C
タイ敬虔な仏教国で信仰心が強いことで治安を維持できています。ミャンマーやラオスと比べると、若者が非行に走る割合が多いのは社会問題。
東南アジア最大の銃社会でもあり、ヤクザやチンピラの抗争、睡眠薬強盗、薬物犯罪にはくれぐれも注意。深南部ではイスラム過激派による爆弾テロ事件も定期的に発生。
8位.カンボジア 評価D
東南アジア最貧国、長らく続いた政治不安により、最下層の人々は未だに飢えています。海外からの援助や投資により、年々改善傾向ではあるものの、首都プノンペンは現在でも深夜は非常に薄暗く、外国人が引ったくり、強盗に遭うリスクが高めです。
9位.フィリピン 評価E
ASEAN加盟10カ国で最も治安の悪い国、貧富の差が激しくマニラには貧困層が多く暮らすスラム街がまだまだ多く、貧困層による犯罪行為が後を絶たず。
外国人が注意したいのはスリや強盗。そして、子どもたちが集団で身包みを剥がしに襲ってくることもあります。くれぐれも財布やスマートフォンは厳重に管理してください。
ブルネイ 評価なし
渡航経験がなく評価不能。聞くところによると、ブルネイは非常に裕福な国で、ASEAN加盟10カ国ではシンガポール同様に治安が保たれた国。
実際に東南アジアで受けた犯罪
個人的には犯罪被害には警戒感を強めているおかげで、過去に凶悪犯罪に巻き込まれた経験なし。
ぼったくり、引ったくり未遂は何度か経験しており、どんなに気をつけていても完全に防ぐのは不可能と思って良いでしょう。
•ぼったくりタクシー
•お釣りのごまかし
•子供たちの集団による身包み剥がし
•スマートフォンの引ったくり未遂
•セーフティボックス内の盗難
フィリピンのセブ島セブシティで経験した子供たちの集団による身包み剥がしは衝撃的で、唯一気を張らないで安心して行動できるのはショッピングモール程度でした。
渡航前に海外安全ホームページをチェック
外務省による海外安全ホームページには、渡航国の最新の治安情報が更新されており、実際に起こった犯罪被害、傾向などがまとめられています。
レベル1:充分に注意してください
レベル2:不要不急の渡航はやめてください
レベル3:渡航をやめてください
レベル4:退避してください
レベル1にすら該当しない国はシンガポール、ブルネイ、ベトナム。その他の東南アジアの国々は一部地域もしくは国全体がレベル1であることが多いです。
さいごに
女性の一人旅は特に治安に気を配る必要があり、渡航先の治安情報を元に慎重に行動をする必要性があり、深夜の不要不急の単独行動は避けた方が無難です。