ホーチミンシティ

高潮と豪雨で冠水!今年は大気汚染も!10月のホーチミン観光は要注意?

高潮と豪雨で冠水!今年はインドネシアからの大気汚染も!10月のホーチミン観光は要注意?

高潮で冠水したホーチミン市郊外、まるで川のようです

10月のホーチミン市は豪雨と高潮で冠水続出!

ベトナム南部に位置するホーチミン市の季節は大きく分けて12月〜4月が乾季、5月〜11月が雨季。

特に雨季の最後に差し掛かる9月下旬〜10月は凄まじい豪雨によって市内各地で冠水が発生。その上高潮が重なる季節でもあり、海抜の低いローカルエリアを中心に水没します。

観光客が多く滞在するベンタイン市場を中心としたホーチミン市1区で冠水に巻き込まれることは稀ですが、亜熱帯地方特有の豪雨には注意したいです。

実は今年のホーチミン市で多くの人々を悩ませているのが深刻な大気汚染。

山火事によるヘイズ?今年のホーチミン市は大気汚染も深刻

熱帯雨林の広がるインドネシアのスマトラ島やカリマンタン島では、焼畑農業が引き金とされる大規模な山火事が発生。

近隣国のマレーシアやシンガポールはインドネシアから流れてくるヘイズにより深刻な大気汚染が社会問題化しています。

[https://aqicn.org/より,9月30日午前9時頃]

その深刻な大気汚染が今年はホーチミン市へも影響を及ぼしており、PM2.5濃度が上昇傾向しAQI指数が151〜200の「健康に良くない」とされる数値にまで上昇しています。

[https://aqicn.org/より,9月30日午前7時頃]

ベトナムの北部ハノイは更に深刻でAQI指数が201〜300の「非常に健康に悪い」とされる数値にまで上昇。

9月26日時点で、空気質指数(AQI)がインドネシアのジャカルタに抜きハノイが大気汚染世界1位、ホーチミン市が世界3位と不名誉な記録を作っています。

ホーチミン市観光は9月〜10月以外がベスト?

雨季の影響が強くなる9月〜10月も一日中豪雨や冠水が発生しているわけではなく、日中は青空が見える日も多いです。

しかし1日数回バケツをひっくり返したような豪雨に悩まされることもあるため、どちらかといえば9月〜10月を外した方がいいかもしれません。

東南アジア特有の激しい雨季を体験するには絶好のシーズンでもあり、朝夕は涼しく暑さに悩まされることも少ないです。

雨季のホーチミン観光の過ごし方

雨季のホーチミン市はお昼と夕方に集中して降ることが多く、豪雨の前兆として空が薄暗くなって冷たい風が吹き始めたら屋内施設への避難が懸命です。

おすすめしたい屋内施設は高島屋などのデパートやショッピングモール、9月23日公園地下のセンスマーケット、外国人にも快適に過ごせるおしゃれなカフェもリラックスできます。

大気汚染の影響が強い午前中〜夕方までのピークはマスク着用の上、なるべく屋内施設内で過ごされることをおすすめします。

さいごに

今年のホーチミン市の雨季は雨量は例年並みですが、高潮による冠水に関しては例年以上です。

ホーチミン市在住者にとっての悩みは豪雨よりも大気汚染。これまでも大気汚染濃度が上昇することはありましたが、今年はインドネシアの山火事が想像以上に深刻な様子で看過できない事態へ。

ハノイは乾季には深刻な大気汚染に悩まされますが、今年は例年よりも早めに大気汚染濃度が上昇中、新興国特有の建設ラッシュによる粉塵も影響しています。

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