ホーチミンシティ

ホーチミン タンソンニャット国際空港で多発するぼったくりタクシーと対策法

ホーチミン タンソンニャット国際空港で多発するぼったくりタクシー被害!安全な乗り場を紹介

タンソンニャット国際空港の国際線到着エリアはぼったくりタクシーだらけ?

ホーチミン タンソンニャット国際空港とは

ベトナム最大の商業都市ホーチミン市にある国際空港。市内中心部から約7kmの距離に位置し、タクシーやバスで20分〜30分と利便性の高い空港。

ワールドエアポートアワード2019でハノイのノイバイ国際空港が82位にランクインしたのとは対照的に、タンソンニャット国際空港はワーストエアポートランキングの常連でもあります。

非常に利便性の高い空港ながら評価を落としてしまう要因としては、ぼったくりタクシーの被害報告が後を絶たないこともあります。

被害多発エリアは国際線到着エリア

国際線到着エリアに被害が集中しており、主に外国人観光客を狙ったぼったくりタクシーがメインとなっています。

国際線ロビーの出口を出た瞬間、大勢の出迎え客や東南アジア特有の熱気に圧倒されることになります。その独特な緊張感のなか、観光客に付け入るのがぼったくりタクシー。

SNSで上がった報告例

1.国際線到着ロビーにあるTAXIデスクで、定額タクシーを利用。

2.バウチャーを持って指定されたタクシー乗り場へ向かったところ、係員に呼び止められて、駐車場に止まったバンタイプの車へ乗車(駐車場に案内されることは通常ありません)。

3.車内に入るなり細かいお金はあるか?と財布を近くで見せるように迫る(空港使用料10,000VND約50円)を支払う必要がありますが、財布を絶対に渡してはいけません)。

4.その後、なぜか別の車種へ移るように促され、乗り換えたところで、財布の中身から200万ドン(約1万円)足りないことに気づく、この時点で不信感からバウチャーに書かれた電話番号へ通報。

5.定額タクシー側が仲裁に入り、その後200万ドンを返却(ぼったくりタクシー側は車内に落ちていたと主張)。

このケースでは定額タクシーの仲裁によって未遂に終わったものの、ほとんどのケースは財布からお金を抜き取られたことには気づかず、後で気づいたときには泣き寝入り。

私が被害に遭った例と共通してるのは、細かいお金はあるか?と財布を見せるように迫られたところ、私の場合は幸い未遂に終わりましたが、目的地に到着したとしても法外な料金を請求されます。

ぼったくりタクシーの対策法は?怪しい人の声かけは無視する


タクシー会社の係員に扮した偽係員による声かけは無視すること、その際に本物の係員だと名札を見せてくることもありますが、絶対に信用しないこと。

駐車場へ誘導された場合はほぼ100%ぼったくりタクシー。正規のタクシーの場合、その場にタクシーが待機しています。最大の対策法としてはタクシーを利用せずにエアポートバスを利用すること。

109番エアポートバス

運賃20,000VND(約100円)
終点:9月23日公園(バックパッカー街近く)
営業時間:午前05:45〜深夜1時半頃まで

現在、タンソンニャット国際空港では市内中心部までのエアポートバスが運行中。国際線到着エリアにあるバーガーキングを背にして、道路を挟んだ向かい側に乗り場があります。

荷物が多いなど、どうしてもタクシーを利用する必要がある場合は正規のタクシーを利用する必要があります。

有名タクシー専用の乗り場を利用する

有名タクシー乗り場

<到着フロア>
国際線ロビーを出て、左方向へ50メートルほど歩きます。
途中、ぼったくりタクシーから声を掛けられますが、無視して正規のタクシー乗り場まで移動して、大手タクシーのMAILINHかVINASUNを利用してください。※有名タクシー以外も出入りしてますが、大手を利用してください。

<出発フロア>
国際線出発フロアーにはMAILINHとVINASUNの専用乗り場があります。こちらの方が確実に大手タクシー専用乗り場となるので安全です。

現在ホーチミン市では、MAILINH(マイリン)とVINASUN(ビナサン)が2大タクシー会社としてサービス競争しており、この2つのタクシー会社を利用すればほぼ安心。

そして少々割高ながら到着ロビー内のタクシーカウンターで定額タクシーを手配するのもおすすめです。

定額タクシー

国際線到着ロビー内には、定額のタクシーカウンターがあります。料金は割高ですが、事前精算となりタクシーに直接料金を支払う必要はありません。
市内中心部まで20万ドン〜25万ドン(交渉可能)

ホテルの送迎サービスは割高になりますが、ホテル専用のハイヤーが名前の書いたボードを持って待機しています。

前述の被害報告では、定額のタクシー乗り場にたどり着く前に偽係員に呼び止められてしまいましたが、定額のタクシー乗り場から乗車すればぼったくり被害に遭うことはありません。

さいごに

個人的にもタンソンニャット国際空港では3回被害に遭っています。いずれもタクシー会社の係員に偽装した人物による声かけで、法外な料金を請求されています。

ぼったくり被害には、旅慣れた人物でも被害に遭っており、自分だけは大丈夫だろうとの油断が被害を招くことになります。

個人的にはエアポートバスで市内中心部まで移動、そこからGoogleマップ等を頼りに徒歩でホテルへ移動するのが安全だと思います。

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