世界一のパスポート!日本人のパスポート所持率は23.4%?所有率が低い理由について
目次
日本のパスポートは世界最強!でも保有率は4人に1人だけ?
日本のパスポートランキングは世界一
2019年現在、日本人観光客がビザなしで渡航できる国は190カ国で世界単独1位。
2019年6月17日より新たにブラジルへのビザ免除も決定しており、世界的にも日本のパスポートの強さが際立っています。
日本人のパスポート保有率はわずか23.4%
2018年度、外務省がまとめた日本旅券統計によると日本国内在住者のパスポート保有率は23.4%と発表されています。
パスポート保有率はおよそ4人に1人、日本人のパスポート保有率は世界最低水準で、お隣韓国のパスポート保有率は約40%である点を考えると大きく水をあけられています。
世界一のパスポートにもかかわらず、なぜ日本人のパスポート保有率が低いのかを考察していきたいと思います。
経済的な余裕がない?
1990年代前半のバブル崩壊、2008年のリーマンショックなど日本は90年代以降、長期間に渡って経済が低迷。
少子高齢化も重なり、深刻な格差社会へと陥っています。経済的な余裕のなさから仕事に追われる日々で、時間的余裕がないという実情も聞かれます。
海に囲まれた島国だから
島国という地理的条件もパスポートを必要としない要因の一つ。
陸路で国境を接する国々では仕事や行楽で頻繁に国境を行き来します。例えばシンガポールは島国ではありながらお隣マレーシアとは橋で繋がっており、陸路同様に往来が可能。
マレーシア人はシンガポールへ出稼ぎへ、シンガポール人は物価の安いマレーシアへショッピングへ。
言葉に不安がある
EF EPI英語能力指数2018の発表によると、日本は世界88カ国中49位で英語能力が低いカテゴリーに属しています。
パスポート保有率が約40%の韓国は31位と英語能力が標準のカテゴリー、言葉による不安も日本人のパスポート保有率を下げている要因といえます。
東アジアの国々によるベトナムへの旅行者数
近年、人気急上昇中のベトナムは東アジアの国々から多くの観光客が訪れていますが、大変興味深いデータが判明。
1位中国 約496万人
2位韓国 約348万人
3位日本 約82万人
4位台湾 約71万人
ご覧の通り、ベトナムと国境を接する中国の1位は予想通りといえますが、韓国が約348万人、日本は約82万人と4倍以上の差がついています。
2018年韓国の人口は約5182万人、対する日本は約1億2642万人であることを考えても韓国人のベトナム渡航率が非常に高い水準にあることがわかります。
さいごに
海外旅行先では韓国人に間違われることが多いです。
特にベトナムでは日常的に「アニョハセヨ(こんにちは)」や「カムサハムニダ(ありがとう)」と言われることも多く困惑させられます。
韓国人観光客が圧倒的に多いのが原因だと思われますが、パスポート保有率の高い韓国人の影響力の強さを感じています。