ベトナム入国制限

旅行リスクは?ベトナム入国制限が懸念も平穏なホーチミン市の日常

2020年2月!ホーチミン市の状況とベトナム観光のリスクについて

市場に溢れたドラゴンフルーツを救えと登場した真っ赤な果肉入りバインミー

ベトナムを訪れる日本人観光客が激減

日本からのベトナム入国は?

2月29日時点、日本からのベトナム入国は正常に入国ができる状態が続いています。※直近に感染流行地域への滞在歴がない場合

新型肺炎問題によって海外旅行が自粛ムード、本来なら卒業旅行や学生バックパッカーが大挙してベトナムを訪れる季節ですが、各地のイミグレーションは閑散とした状態が続いています。

空港で全旅客へのサーモグラフィーを使用した体温検査行われ、濃厚感染を避けるため入国審査官の真正面には立たされず、マスクを外さない状態でも入国審査が行われている状況。

中国に次ぐ蔓延国となった韓国に対しては日に日に入国制限が強まり、ついに2月29日より韓国からの入国者は14日間の隔離対象になっています。

最新の情報ではベトナム政府が定義する感染流行国は4カ国(中国、韓国、イタリア、イラン)。日本は含まれていない状況ながら、いつ入国制限がかかるかわからない状況も観光客を遠ざける一因でしょう。

抑え込みに自信?ホーチミン市内は至って平穏

マスクが品薄も入荷あり
ホーチミン市では一時ウイルス蔓延の恐怖からマスクの売り切れが続出したものの、当初と比べると最近は至って平穏な日々が続いています。

相変わらずマスクの品薄状態は続いていますが、入荷された際には一人一点限りなど制限付きで購入可能です。

イベントは自粛ムードも街は正常
2月22日と23日に予定されていた日越交流イベントのジャパンベトナムフェスティバルも延期がされており、イベント関係は引き続き自粛ムード。

外国人観光客の激減により中心部は通常より閑散としていますが、市内の飲食店やショッピングセンターは通常通り営業がされており問題なく市内観光を楽しむことができます。

市内の飲食店や屋内施設ではマスク着用が徹底

空港をはじめ市内のカフェ、レストラン、屋内施設では従業員から警備員までマスクの着用が徹底されています。

スーパーなど屋内施設では依然としてマスクの着用率が高い状況が続いていますが、屋外に関しては元々大気汚染が深刻なホーチミン市のマスク着用率は通常通りといえます。

2月13日を最後にベトナム国内では新たな感染者は報告されておらず、累計16名のウイルス感染者は全て陰性へと変わり回復したことが発表されたことも緊張感の和らぎに繋がっています。

2月27日時点で感染の疑いが約90名、約5千名が隔離中と伝えられていますが、ベトナム政府はウイルスの封じ込みへ自信を見せており、ベトナム国内の小中学校の再開を各省の人民委員会へ要請しています。

ホーチミン日本人学校も再開へ?

授業の再開決定!

ハノイ日本人学校は3月4日より授業を再開予定。ホーチミン市人民委員会は3月16日に市内の小中学校を再開する方針を示しており、ホーチミン日本人学校も3月16日の再開が有力。

対照的に日本国内では安倍総理大臣の要請によって3月2日より全国小中高の学校が臨時休校される見込み。

これまでの対応の遅さに加えて、あまりに突然の休校の要請によって保護者からは不満の声が上がっており、国への信頼性で大きく明暗が分かれています。

3月13日追記分
3月以降再びベトナム国内で感染者が増加傾向となり、ハノイやホーチミンの学校では授業の再開延期が続いています。ホーチミン市では16日再開は見通しが立たず、4月以降となる見通し。

農家を救済?ドラゴンフルーツのバインミーが人気

実際に食べた感想として、果物本来のみずみずしさは失われていますが、ほんのりとした甘さと見た目の鮮やかさもあって食べ始めたら止まらない魅力を感じました。

さいごに

現在、ベトナムへの観光を計画されている方々にとって最大の懸念が、今後日本からの入国制限について。

日本国内で増え続ける感染者数もあって、ベトナム在住者でありながらベトナム観光を自信を持って後押しすることができないのが実情です。

在ベトナム日本国大使館によりますと、ベトナムへの航空便等移動の際、感染の疑いのある者が発生した場合、同じ列又は前後2列にいた者が隔離対象とされることが明記されています。

当日、発熱や咳などウイルス感染が疑わしい症状が確認された場合には、万が一の事態を避けるためにキャンセルするなど適切な判断力が求められます。

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