ベトナム入国制限

外出自粛はいつまで続く?ベトナムの全社会隔離は1週間延長へ!

気の緩みで不要不急の外出増加?ベトナムの全社会隔離政策が22日まで延長へ!

4月15日「全社会隔離」最終日を迎えたホーチミン市、外出自粛の解除は?

気の緩み?不要不急の外出者が増加へ

ベトナム国内の感染者数

4/15時点の累計感染者数
267名(内回復者数171名)

死者数
0人

4月1日より開始されたベトナムの「全社会隔離」政策ですが、外出制限の効果は絶大で全土でコロナウイルスの感染者数が再び落ち着きを取り戻しています。

感染者数は連日一桁台の発表が続き、15日の新規感染者数は2名で「感染者数0人」も時間の問題かと囁かれ、感染リスク減の安堵から各地で不要不急とみられる外出者の増加が報告されています。

4月15日のホーチミン市内は翌日の解除を控え、明らかに不要不急らしき外出の増加が見られ、誰もが翌日の解除を待ち切れない様子。

店舗のシャッターを開けて店内を清掃する様子も見られ、いよいよ制限解除の期待が最高潮に達した夕方、現地のニュース系ウェブサイトより1週間延長の速報が配信され各方面から落胆の声が漏れています。

悲報!ベトナムの全社会隔離が一週間延長へ

延長対象の地方省

ベトナム北部
ハノイ、ラオカイ、クアンニン、バクニン、ニンビン

ベトナム中部
ダナン、クアンナム、ビントゥアン、カンホア、ハティン

ベトナム南部
ホーチミン市、タイニン

4月1日より首相指示16号として施行された「全社会隔離」政策の最終日となった15日午前「Covid-19対策会議」より、高リスク地域を対象に一週間の延長をフック首相に提案へ。

首相はハノイ、ダナン、ホーチミン市を含む12の地方省において全社会隔離の一週間延長に同意し22日までの延長が正式に決定しています。

ベトナム5万円生活は楽勝?自粛で生活費が半減へ

既に外出自粛生活は2週間を超え、15日の制限解除を期待に耐えてきましたが、期待は打ち砕かれ一週間の延長が確定しています。

自粛生活で唯一ポジティブな出来事といえば、外出自粛によって趣味のカフェ巡りや外食が完全に断たれ出費が大幅に減っています。

ほぼ自炊に切り替えたことで食費はほぼ半額程度にまで下がっており、自粛下ではありますが度々話題に上がる東南アジア1ヵ月5万円生活は楽勝だと実感。

ホーチミン市内では日本食をはじめ、あらゆる料理がデリバリーで注文可能なため、生活習慣によっては外出自粛以降に出費が増えたという悩みも聞かれます。

ロックダウン解除はいつ?ベトナムの出入国正常化は年内は無理?

3月18日より入国制限が強化され、ベトナム全土が事実上のロックダウンされてから間も無く1ヵ月がたとうとしています。

ベトナム国内のウイルス感染者は大幅に減少中でウイルスの抑え込みが視野に入ってきましたが、日本は今まさに感染拡大期を迎えるなかベトナムのロックダウン解除の見通しはますます暗くなっています。

アメリカのハーバード大は新型コロナウイルスの世界的大流行を抑えるには外出自粛を2022年まで継続する必要があると算出。ノーベル賞受賞者の山中教授も最低1年は覚悟が必要と声明を出しています。

仮にロックダウンを解除しても第2波としての感染拡大は避けられず、完全なワクチンの開発なくしては、出入国の正常化はありえません。

ベトナムでの感染拡大は即医療崩壊へと繋がるため、ベトナム政府は感染予防に尽力しており年内の出入国正常化は不透明と想定しておく必要があります。

さいごに

全社会隔離の解除を心待ちにし、久しぶりのカフェ巡りや街歩きを楽しみにしていただけに、一週間の延長には正直落胆しています。

落胆と同時に2週間以上の自粛生活を経験してゴールがあと一歩のところまできているとの実感もあり、今一度気合いを入れ直して外出自粛に取り組みたいと思います。

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