ベトナム入国制限

ベトジェットエアの日本線が運休!全ての外国人のベトナム入国が禁止へ

ベトナム航空の国際線全休に続いてVietJetAir日本便も運休!ベトナムは完全鎖国化へ

ベトナム航空の国際線全休で一時閉鎖の噂もあるタンソンニャット国際空港

3月22日(日)午前0時より全ての外国人の入国が停止へ!

入国制限の時系列

3月15日
◇アライバルビザの発給停止

3月18日
◇外国人へのビザ発給停止
◇日本からの入国は陰性証明書が必要

3月21日
◇日本国籍者へのビザ免除停止
◇全ての入国者に集団隔離措置
◇全ての外国人の入国が停止

3月17日まで正常化されていた日本からベトナムへの入国情勢ですが、3月18日を境に入国制限が厳格化されています。

ベトナム入国には新型コロナウイルスが陰性である証明書の提示が必要で、日本発のチェックインカウンターで提示がない場合には航空会社側から搭乗が拒否され、事実上の入国禁止措置へ。

先日は陰性証明書に該当する健康診断書を提示して入国をチャレンジした方もいましたが14日間の集団隔離が科されています。21日夜にはダメ押しとなる新たな制限が首相府から発表されています。

とどめの一撃?
首相府は22日(日)午前0時より、日本人を含む全ての外国人と越僑の入国を一時停止すると発表、事実上の鎖国化にベトナムに関わる全ての人に衝撃を与えています。

入国禁止が決め手?ベトジェットエアの日本線が4月末まで運休!

※ホーチミン発成田便の4月カレンダー、4月末まで長期運休へ!

既にベトナム航空は日本線を含む全ての国際線を3月23日〜4月30日まで運休することを決定済み。

圧倒的な安さが魅力のベトジェットエアも4月末まで日本線の長期運休を決定しています。※情勢による再延期の可能性あり

現在のところ日系の航空会社は減便対応でスケジュールが継続される見込みながら、ビザの失効リスクや出国が出来なくなる不安から連日帰国ラッシュが続いています。

万が一鎖国状態が長期化すると、帰国ルートが消滅する可能性があり、オーバーステイを引き起こしてしまうリスクもあります。

周辺国が続々封鎖!ビザランが不可へ

現在ノービザを含む各種ビザが一時的に停止されています。ビザの発給が正常化されるまでベトナムへの再入国は事実上不可能。

ベトナムの周辺国ではフィリピン、マレーシア、タイ、シンガポールでも相次いで事実上の外国人の入国禁止措置が取られています

ベトナムと国境を接する中国、ラオス、カンボジア国境も封鎖状態のため、オーバーステイのリスクが急上昇中。

直近では4月1日にマレーシアの封鎖措置が解除される予定、空路が再開されればクアラルンプールへと抜けるルートが微かに残る希望でしょう。

追記:封鎖措置は3月31日→4月14日まで延期されています

1カ月で激変!ホーチミン市内の現在

市内の行動制限

1月31日
◇大規模なイベント中止

2月3日
◇都市の学校が休校

3月15日
◇バー、カラオケ等営業停止命令

3月16日
◇公共の場でのマスクの着用義務化

2月末にホーチミン市の新型コロナ情勢をテーマに記事を投稿していますが、ここ約1カ月間で国内情勢が激変しています。

前回2/29(土)の記事では感染者が累計16名、約3週間にわたって新たな感染者は確認されず、ベトナム政府はウイルスの抑え込みに自信を見せていました。

欧米帰りの感染者増加!
3月以降、イタリアを始めとする欧州各国で感染者が爆発的に増え、マスクをする習慣が少ない白人観光客や欧州旅行帰りのベトナム人富裕層を中心として感染が急増しています。

3/22(日)午後22時時点でベトナム国内の感染者数は113名。連日微増ながら依然として国内の学校再開の目処は立っておらず、状況は悪化の一途。

娯楽施設が営業停止へ
ホーチミン市内では3月15日〜31日までバー、カラオケ、マッサージ、映画館、ゲームセンターなど娯楽施設は営業が停止中で、公共の場ではマスクの着用が義務づけられています。

本来ならホーチミン市で最大の賑わいを見せるバックパッカー街のブイビエン通りはゴーストタウンさながらに静まり返ってます。

隔離の不安が広がり
富裕層や欧米系外国人に人気のホーチミン市2区、7区の高級コンドミニアムでは建物全体の隔離も相次ぎ周辺住民を震え上がらせています。

さいごに

隔離に対する不安は急上昇中ですが、観光客が訪れないホーチミン市郊外のローカル地域ではのんびりとした空気が流れています。

一方で北部ハノイでは日本人の隔離が相次いで報告されています。最新の情報では3月7日以降の入国者まで遡って隔離をする方針が発表されており、ハノイに在住する該当者の緊張感はピークに達しています。

封鎖後、目に見える成果が得られれば段階的な制限解除も期待できますが、在住者としては一刻も早い正常化を望んでいます。

関連記事はこちら