ベトナム入国制限

感染者数が激減!全社会隔離中のホーチミン市は最大級の自粛へ

ベトナム国内の感染者数が減少!外出禁止のホーチミン市は最大級の自粛へ突入

活気があった頃のブイビエン通り、バックパッカー街に活気が戻るのはいつ?

ベトナム全土が4月1日から15日間全社会隔離中!

全社会隔離

公共の場ではマスク着用
・非着用は罰金50万VND(約2,500円)

外出自粛
・不要不急の外出は禁止

公共の場で3人以上の集まり禁止
・会社、学校、病院の外など、3人以上で集まらないこと

公共交通機関の停止
・市内路線バス、タクシーなど

飲食店の営業自粛
・テイクアウトorデリバリーのみ

ベトナムは首相指示第16号として4月1日からの15日間はベトナム全土で「全社会隔離」が実施されています。

3月中旬より映画館、ゲームセンター、カラオケ、マッサージなどの娯楽産業は営業が停止。飲食店も制限付きの営業が続けられてきましたが、4月1日より大幅に制限が強化へ。

全社会の隔離は企業のリモートワークが推奨され、社会生活を営む上で必要不可欠なスーパーへの買い出し、病院への通院などは可能ですが、不要不急の外出は禁止で公園内の散歩も罰金対象。

飲食店では店内飲食が完全に禁止され、テイクアウトやデリバリー限定。深刻な売上減によって多くのお店のシャッターが閉められており、テナント料の問題から既に廃業を決断した店舗も多数。

自粛疲れ?唯一の外出は食料品の買い出し

カフェ文化が色濃く残るホーチミン市ですが、ハイランズコーヒーを始めとする人気カフェチェーンはもちろん、ローカルカフェや路上カフェまで椅子がはぼ撤去されています。

唯一の息抜きは食料品の調達を目的としたスーパーへの買い出し。売れ筋の商品はインスタントラーメンやソーセージなどの保存食。自粛生活をストレスなく過ごすせるようインスタントコーヒー、果物、スイーツの購入も目立ちます。

全社会隔離とはいえ、ローカルエリアでは取り締まりは皆無に等しく、バイクで走り回る人やウォーキングなどで身体を動かす人々もおり、自粛疲れ解消の動きも見られます。

ベトナム国内の感染者が激減!飲食店や娯楽の解禁は近い?

ベトナム国内では新規の感染者数が激減しており、4月6日午後時点の累計感染者数は245人。

直近の新規感染者数は4月4日は3人、4月5日は1人、4月6日は4人と一桁台に抑えられており、このままの調子で新規感染者数0人を達成すれば4月16日には予定通り全社会隔離解除の期待もできます。

実際には娯楽産業などの営業再開は非現実的ながら、4月と5月は一年で一番の暑さを迎えるホーチミン市では熱中症対策にもクールダウンできるカフェの営業再開が急務です。

約3週間続くロックダウンの効果も抜群で、感染リスクが遮断されたことで強制隔離の恐怖が減ったのは好材料。2ヵ月以上休校が続く小中高大の学校再開も期待されています。

長期化不可避!ベトナムへの入国解禁はいつ?

ベトナム航空は全国際線を5月下旬までの運休延長が決定。同じく運休が延長されたベトジェットエアの日本線も5月中の運航再開は不透明。

頼みの綱は減便対応で運航を継続しているANAとJAL。安くても片道8万円前後と価格が高騰していますが、ベトナム国内では唯一の出国ルートです。

外国人の入国制限が解除されない限りは国際線正常化への道は遠く、運航再開には全世界のコロナウイルス終息も必須要素。

東京は4月以降、連日100人以上のペースで感染者が増え続けています。日本政府は4月8日より緊急事態宣言を決断して、ようやく個人の自粛ムードに火がついた段階に過ぎません。

さいごに

ベトナム国内はウイルス終息の希望が見えてきましたが、入国の正常化は見通しが立たない状況。

仮に外国人の入国制限が解除されれば再びウイルスの流入は避けられず、正常化にはワクチンの開発が急務とされ、世界的な大流行が終息しない限りはロックダウンはしばらく続くことでしょう。

日本への一時帰国にはしばらくベトナムには戻ることが出来ない覚悟が必要で、現実的には半年以上戻ることが出来ないことを想定する必要があります。

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