ベトナムの文化

ベトナム人はなぜ痩せている?在住者目線で検証

どうしてベトナム人は細い?食習慣やダイエット、アオザイ文化が関係?

ベトナム人は細い?

ベトナムのホーチミン市で暮らしていると、日々実感するのはベトナム人が細いこと。痩せている人が多い国、肥満が少ない国といったランキングでは必ずベトナムが上位に入ります。

今回はホーチミン市の生活を通して感じたベトナム人が太らない理由について考えてみます。

太らない遺伝子説


ベトナム人は元来痩せ型の体型をしており、食べても太りにくいDNAを代々受け継いでいるのではという説。信憑性のある説ではありますが、個人的にはそこまで大きな関連性はないと思います。

食べ物を残す文化

日本人は食べ物を残さないことを美徳する文化に対し、少なくとも食が豊かなホーチミン市では食べ物を残すことに抵抗のないベトナム人を多く見かけます。

特に女性は美意識の高さかは不明ですが、食べ物を腹8分目で残す光景を頻繁に目撃します。カフェでケーキを半分くらい残して帰る様子を見てしまうと、代わりに食べたいと思うこともしばしば。

太りにくい食文化

国民的おやつのBÁNH TRÁNG TRỘNは低カロリー。

ベトナム料理は野菜やハーブ(香草)をふんだんに使った全体的にさっぱりとした料理が多いです。主食のお米は細長いインディカ米で、粘りのあるジャポニカ米と比べると太りにくいと言われています。

そして、ベトナム人は朝昼晩しっかり食事を摂ります。朝昼晩規則正しく食事を摂るのも太りにくい身体のリズムを作るという説も。

貧困との関連性

食が豊かな南部と比べて、中部の内陸部や山間部では豊かな食生活とはいえないようです。国全体としては、貧困により充分な食生活を送ることができない、栄養失調気味の人たちもまだまだ多いと聞きます。

運動が好きな国民性


早朝や夕方の公園では老若男女問わずダンスや運動をしている光景をよく見ます。ヨガやスポーツジムに通う健康志向の若者も多く見かけるようになりました。


ホーチミン市の公園では、無料で利用できる運動器具が多数設置されており、国や行政も国民の健康管理に一役買っています。

食の欧米化により肥満に悩む人たちも

ホーチミン市ではロッテリア、KFC、マクドナルド等の外資系ファストフード店を多く見かけます。ファストフードを好む富裕層や子供たちの肥満化が社会問題になりつつあります。

アオザイ文化

ベトナムでは多くの高等学校で制服としてアオザイを着用します。アオザイを綺麗に着こなすにはスレンダーであることが絶対条件。若い女性は日頃からアオザイの似合う体系作りを目指してダイエットに励んでいるようです。

さいごに

個人的にはホーチミン市に来てから痩せました。理由としては、ベトナム料理中心の食生活を送っている点が大きいと思います。

そして、ホーチミン市では果物が美味しいこともあり、お菓子やケーキ類をあまり食べなくなったというのも太りにくい要因になっていると思います。

在住日本人の間に限るとホーチミン市に来てから太ったという話をよく聞きます。ホーチミン市はベトナム料理以外にもバラエティに富んだ多国籍料理を食べることができるので、食の誘惑に負けてしまう人々にとっては太りやすい環境でもあります。