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安全な屋台と危険な屋台の見分け方は?東南アジアで屋台を楽しむ方法

安全な屋台と危険な屋台の見分け方は?東南アジアで安全に屋台を楽しむ方法

家庭ではあまり料理をしないタイでは屋台文化が発展

世界食品安全指数はシンガポールが1位

先日イギリスの経済専門紙「エコノミスト」が調査し発表した2019年度版世界食品安全指数によると世界113カ国中シンガポールが第1位。

その他東南アジア諸国ではマレーシアが28位、タイは52位、ベトナムは54位など。シンガポールとマレーシア以外は低ランクに位置しています。

54位のベトナムは品質と安全性の部門が77位と足を引っ張っています。ベトナムに限らず東南アジア諸国ではローカルに根付いた屋台文化が魅力であり、安全性が不安な面でもあります。

安全な屋台とグルメの選び方


賑わっている屋台
商売が繁盛している屋台は店内で保存する食品の回転率が良いため新鮮です。地元民のリピーターが多い屋台は味も安全性も大。

衛生管理がしっかり
食材に触れる際には手で直に触れず、ビニール手袋などの使用を徹底している屋台は信頼できます。

しっかり火が通った料理
食中毒菌は加熱に弱いため、しっかり火が通った料理が安全性の分岐点。沸騰したスープで茹でられた麺類、揚げ物、炒め物なども安全です。

早朝と夕方
1日で一番屋台が安全な時間帯は料理が仕込みたての早朝と、夕飯の仕込みがされる夕方頃がベスト

危険な屋台と避けたいグルメ

賑わいのない屋台
繁盛していない屋台は食品の回転率が悪いため鮮度に欠けます。客足が鈍いのには何らかの欠点があると思った方が良いでしょう。

貝料理
基本的に火が通れば安全な海鮮料理と違い貝料理は鮮度が命、火が通っていても耐性のない外国人には食中毒のリスクが高いグルメです。

サラダや冷菜
常夏の国々で特に注意したいのが冷たい料理。タイやカンボジアの青マンゴーや青パパイヤのサラダも生のカニなど使われているものは要注意。

ジュースやデザート
ジュースやデザートに使われる氷そのものもお腹を壊す要因でもあり、果物の絞り機、ミキサーが不衛生なこともありがちです。

現地人や長期在住者は耐性あり

食中毒に当たると体内で免疫が作られるため、過去に様々な食中毒の経験がある地元民ほど食中毒に強くなります。

外国人も長期滞在者ほどお腹が強くなるため、必ずしも現地人や在住外国人が食べているものが安全とは限らないので観光客には注意が必要です。

東南アジアではローカルな屋台グルメが醍醐味ですが、お腹に自信がない方は冷たい食べ物は極力避けた方が無難でしょう。

私が食中毒になった屋台グルメ

生のカニ入りソムタム
タイの名物パパイヤのサラダ「ソムタム」は様々な種類があります。私が注文した生のカニ入りソムタムは外国人にはかなり危険なグルメ。生のカニ、辛さによるものかは不明ながら長時間にわたる下痢に悩まされました。

サトウキビジュース
天然のサトウキビを絞り機にかけた健康的なジュースは乾いた喉を潤すには最高です。氷、絞り機自体が不衛生だったのかは不明ながら即効性の下痢に襲われました。

飲み物に入れる氷
東南アジアの国々ではビールに氷を入れる文化があり、その氷そのものがお腹を壊す要因になります。ビール以外にもジュースやアイスコーヒーには多量の氷が入れられており、東南アジア初心者の頃はよくお腹が緩くなりました。

さいごに

最近は食中毒に対する耐性がついてきたのか、屋台グルメを食べても食中毒を起こすことが激減しています。

最近の傾向として、一時帰国中に久しぶりに食べる日本食でお腹を壊すことが増えており、先日は東南アジアではあまり食べることがない新鮮な生の甘エビを食べて強烈にお腹を壊しています。

この場合、不衛生が原因というよりも久しぶりのご馳走にお腹がびっくりしたという表現が正しいのかもしれません。

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