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飛行機の遅延や欠航の理由と回避テクニック

トラブル発生!?飛行機の遅延や欠航の理由と対策方法まとめ

2019年2月に首都圏を襲った降雪で最も混乱したのはベトナム航空

飛行機の遅延や欠航

一般的には15分以上の遅れを遅延と定義し、何らかの事情で運航そのものを取り止めた場合を欠航と定義。

遅延や欠航が発生した場合、航空会社によって何らかの補償を受けることができますが、天候不良に限ると充分な補償を受けることが難しくなっています。

尚、補償についてはの全航空会社共通ではなく、各航空会社HP上の約款等で確認する必要があります。

遅延や欠航が発生する理由

遅延の理由

機材の到着遅れ
最も多い理由が機材の到着遅れ、基本的に飛行機は日中何往復もする運航スケジュールを組んでおり、折り返しの便が到着しない限りは出発の目処が立たないためドミノ式に遅延することに。

機材トラブル
乗客を機内へと案内すると同時に機材メンテナンスが行われています。何らかの不具合が発見された場合は遅延が発生し、重大な場合は機材変更へ、機材の確保が困難な場合は欠航となります。

天候不良
台風そして降雪による天候不良も遅延や欠航の大要因、天候が落ち着くまでは長時間に渡る判断が必要のため、長時間に及ぶ空港待機へ。

ゲート変更
ゲート変更も頻繁に発生します。変更先の搭乗ゲートが遠い場合は移動に時間を要するため遅延が発生します。

搭乗ゲートに現れない乗客待ち
搭乗時間の勘違いや、免税店での買い物に夢中など様々な理由で搭乗ゲートに現れない乗客も遅延の要因に。

チェックイン時間の延長
交通機関の乱れにより、空港への到着が遅れた乗客が多数の場合、捌き終えるまでチェックイン締め切り時刻が延長されます。

欠航の理由

機材の重大なトラブル
修理の目処がつかない重大な機材トラブルが発生した場合、最大数日間の欠航が発生します。

パイロットを確保ができない
近年LCCの急増もあって慢性的なパイロット不足が発生しており、急な引き抜き等でパイロットが確保できない場合は長期間に渡り欠航が発生。

アルコール検査で基準値を超えるアルコール量が確認された場合、パイロットは乗務することができないため欠航へ。※直近では2019年6月8日に日本トランスオーシャン航空NU21 羽田発宮古島便が欠航になっています。

空港内の停電等想定外のトラブル
2019年6月9日(日)那覇空港国内線ターミナルでおよそ20年ぶりとなる大規模停電が発生。

午前7時前から午前8時20分頃まで約1時間半に渡る停電のため全てのチェックイン業務が停止され、最大1時間50分の遅延。

ANA那覇ー石垣島間往復の2便が欠航となっています。

遅延や欠航による保障

大幅な遅延が確定した場合、チェックインの際に空港内のレストランで利用可能な1,000円〜2,000円相当のミールクーポンが配られます。

出国後のトラブルによる遅延の場合は搭乗ゲートで弁当が配布されることもあります。KL発のエアアジア便ではマクドナルドのハンバーガーがお詫びとして配られたとの報告も。

航空会社側の理由で大幅な遅延や欠航が確定した場合、航空会社から宿泊先提供もしくは後日宿泊費を返金されます。

遅延や欠航を避けるには?

朝一番の便を選ぶ
朝一の便は前夜までに機材が到着していることが多く、機材の到着を待つ必要がない分遅延率が低くなります。

LCCを避ける
LCCは大手航空会社と比較して保有機材も少なく、限られた機材をやりくりしてスケジュールを組んでいるため遅延の確率が高くなっています。

24時間空港を選ぶ
例えば成田空港では深夜23時〜早朝6時までの間の離着陸は禁止されており、同時間帯への出発の目処や到着の目処がつかない場合は翌日への遅延もしくは欠航となります。

羽田空港は24時間空港で離着陸時間に制限はないため、成田空港のように発着の時間切れとなるリスクは低くなります。

航空便遅延補償のあるクレジットカードが便利

航空便遅延補償とは、飛行機が遅延や欠航した際に宿泊費や食費等の補償を受けることのできる補償。

例えば三井住友カード発行によるゴールドカードでは国内外の遅延補償がカバーされています。

注目は台風や降雪による天候不良でも補償対象である点、しかし過度な期待は禁物で実際は食事代程度までしか補償がされなかった等の報告が多くされています。

さいごに

アジアの国々でLCCに搭乗すると、遅延は日常茶飯事で1時間程度の遅延であればラッキーという認識。

そのためLCCからLCCへの乗り継ぎは最低でも3時間以上を想定して手配することが多く、過度な期待をせずに利用しています。

2019年2月9日に首都圏を襲った降雪により成田空港は大混乱となり、ベトナム航空の遅延が大きな話題に。

同じく、ベトナムの航空会社であるLCCのベトジェットエアは30分〜1時間程度の遅延で比較的順調に運航をしており、ベトナム航空の混乱がより際立つ結果へ。

大手航空会社だから遅延が発生しないというものではなく、実際は運に左右されることが多いです。

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