バックパッカー

バックパッカーにとってタイとベトナムどっちが過ごしやすい?

バックパッカーにとってタイとベトナムどっちが過ごしやすい?衣食住で比較

タイとベトナムはバックパッカーに大人気

かつて、タイのバンコクはバックパッカーの聖地と言われていました。とりあえずバンコクのカオサン通りに宿をとり、旅の拠点にする人が多かったからです。

現在はベトナムのホーチミン市のバックパッカー街が大きな賑わいを見せています。ベトナム各地へのツーリストバスやプノンペンへの国際バスも出ており、旅のスタート地点としても人気上昇中。

まだまだバックパッカーにはタイの方が人気はありますが、その差は年々収縮傾向と言えるでしょう。

物価や為替レート

物価で比較すると、タイの方がだいぶ高めです。ここ数年の円安情勢に加えてバーツ高もあり、日本人にとってタイは物価の安い国ではなくなりました。

現在の為替レートで1万円をタイバーツに両替すると、およそ2900バーツ。円高時代は最高で4000バーツを超えたこともあるだけに、ここ数年、タイは日本人バックパッカーにとっては住みにくくなっています。

ベトナムもインフレ率が高く、以前ほど物価の安さを感じることはなくなりましたが、タイと比較するとまだまだ全体的に物価が安いです。

全体の物価はタイの方が高いですが、タイはベトナム以上に屋台文化が充実しており、ローカルグルメに徹すればコストパフォーマンスが良いです。

最大の物価の差は宿泊費

バックパッカーにとっていちばん重要なのは宿泊費です。ドミトリールームに関しては若干ベトナムが安い程度で気にするレベルではないでしょう。

タイとベトナムの宿泊施設を検索しても、平均してタイの方が割高な印象で、特に個室となると大きな差が発生します。バンコクでは個室のシングルルームは1500円以上。ベトナムの場合は1000円以上、一泊あたり500円程度の差が発生します。

食事の美味しさ


タイ料理、ベトナム料理はどちらも東南アジアを代表する料理。味付けや食文化は大きく異なり、どちらが美味しいと感じるかは個人の趣向によります。

タイ料理は基本的に辛いです。多くの料理にはパクチーやココナッツミルクが使用されており、エスニックな風味が好きな人にはたまりません。

ベトナム料理は基本的には薄味で甘さが際立ちます。野菜をふんだんに使った料理も多く、ヘルシーさではベトナム料理に軍配が上がります。

個人的には繊細な味わいを得意とする日本人にはベトナム料理の方が好みに合うのではないかと思います。

交通インフラ

交通インフラはバンコクに軍配が上がります。スカイトレイン、地下鉄、バス、タクシー、いずれもバンコクが上です。

歩行者にとってもバンコクの方が歩きやすく、バイク天国のベトナムに比べると歩行者の安全性が確保されています。数年後にはホーチミン市にも地下鉄が完成し、その差は縮まっていくことが予想されます。

治安や国民性

おすすめ盗難防止グッズ

バンカーリング(Amazon)
こちらのバンカーリングをスマホに貼り付けて指を通すと盗難防止に役立ちます。

治安においては体感的にはどちらも大差ないです。スリ、引ったくり、ぼったくりなどの軽犯罪はホーチミン市の方がリスクありますが、銃犯罪が社会問題化しているタイの方が危険度は上です。

判定)衣食住ではベトナム!エンターテイメント性はバンコク!

宿泊費や全体的なコストパフォーマンスを重視するとベトナムの方がバックパッカーにとって過ごしやすいです。

街としての完成度は圧倒的にバンコクの方が高く、発展途中のホーチミン市はまだまだこれからです。

娯楽の少ないホーチミン市ですが、近年は高島屋など、デパートやショッピングモールがどんどん増えて外国人観光客が楽しめるスポットが増加傾向です。

さいごに

個人的にはタイの方が過ごしやすいと思います。国民性もタイ人の方が明るく外国人に寛容なところがあります。

ベトナム人は人懐こい国民性である反面、好奇心や警戒心が強く、好奇な視線に晒されたことがある方々も多いのではないでしょうか?

タイは外国人に良い意味で無関心なところや、庶民レベルでぼったくりがないことも高評価。

しかし、ここ数年のタイの物価の高さは異常でそれなりの生活を送るにはコスト面が大きな障害となってきます。

総合的に判断すると、バックパッカーの住みやすさではベトナムに軍配が上がります。

関連記事はこちら