宿泊比較!東南アジアのホテルとゲストハウスはどちらがいい?
目次
雰囲気の良いゲストハウスが建ち並ぶマラッカの旧市街
東南アジアのホテルとゲストハウス
東南アジアへの旅で宿泊の選択肢となるのがホテルとゲストハウス。
ホテルは安全性と快適な設備が保証された万人向けの宿泊施設である一方、ゲストハウスは主に節約派などバックパッカー向けの宿泊施設。
ユースホステルなど学生向けのイメージが強かったゲストハウスですが、近年快適性を重視したおしゃれな雰囲気のゲストハウスが増加中。
東南アジアの国々では「この歳でゲストハウスは・・・」と敬遠する時代ではなくなっているでしょう。
ホテルのメリットとデメリット
設備と安全性
館内の移動にはエレベーター、プールやトレーニングジム、レストランなど設備が充実、客室内のアメニティも豊富です。
朝食ビュッフェ
レストラン併設のホテルでは自慢の朝食ビュッフェが楽しめるのもゲストハウスにはない大きなメリット。
門限なし
3つ星ホテル以上は24時間出入り口が施錠されることなく、ゲストハウスのような門限もありません。
高コスト
設備にも左右されますが、快適性を求めるなら最低でも25ドル〜30ドルは必要です。
距離感が遠い
宿泊者同士ロビーで気楽に話しかけるような雰囲気はなく、旅先で仲間を作りたい旅行者には刺激が少なめ。
チップが必要
重たい荷物を運んでもらった際、連泊のベッドメイキング、何か特別なサービスを受けた際にはチップを渡すのがマナー。
ゲストハウスのメリットとデメリット
低コスト
ドミトリーや個室など設備によりますが、5ドル〜15ドル程度で宿泊できるためコストパフォーマンスに優れています。
共有スペース
個人スペースが狭いゲストハウスでは、共有スペースとして屋上やロビー前に快適な共有スペースが設けられています。
距離感が近い
宿泊者同士気軽に話しかけやすい距離感が魅力、旅先での交流を重視したい旅行者に向いています。
安全性が低い
バックパッカーが集まるドミトリールームでは、貴重品の管理を怠ると盗難や紛失のリスクが発生します。
朝食がワンパターン
多くのゲストハウスではサービスで無料の朝食を用意されますが、トースト、卵料理、バナナなどワンパターン。
ノープライバシー
宿泊者同士の距離感が近いため、他人の干渉や旅先での交流を求めない旅人には少々煩わしいこともあります。
オールドタウン(旧市街)ではゲストハウスの方が人気あり?
マレーシア
ペナン島ジョージタウン、マラッカ旧市街等
インドネシア
バリ島ウブド、ジャワ島中部のソロ等
タイ
チェンマイ、ランパーン、プーケットタウン等
ベトナム
フエ旧市街、ホイアン等
ラオス
ルアンパバーン等
近代的な都市部では断然ホテルが快適な一方、旧市街ではゲストハウスの方が人気の傾向があります。
マレーシアのペナン島やマラッカなど趣のある旧市街に滞在する場合、あえて古めのプラナカン建築を利用したゲストハウスに宿泊すると歴史を肌で感じることができます。
バリ島のウブドでも近代的なホテルよりも個人が経営するバリ建築のヴィラなどに宿泊できるゲストハウスの方が人気があります。
さいごに
ホテルの宿泊は間違いなく快適ですが、オールドタウン(旧市街)に限ると不思議と思い出深いのはゲストハウス。
あくまでバックパッカー目線ですが、少々の不便も楽しみに変えられる気持ちの余裕があれば、東南アジアでは趣のある滞在ができるゲストハウスへの宿泊がイチ押しです。