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増補が廃止へ?残りの有効期間だけ使える新しいパスポートを発給へ

偽造の疑い防止でパスポートの増補が廃止へ?残りの有効期間だけ使える新しいパスポートを発給へ

どんどんスタンプで埋まる査証欄は旅行者の悩み

パスポートの増補制度

パスポートの査証欄

5年有効旅券
28ページ

10年有効旅券
44ページ

増補制度
旅券一冊につき2,500円の料金で40ページの増補が可能

頻繁に出入国して、査証欄のページが足りなくなった場合は2,500円の料金で1回に限り40ページの増補が可能。

先日、パスポートの増補制度を廃止するとのニュースが飛び込んできました。

偽造の疑い防止?パスポートの増補を廃止へ!

2019年9月17日、外務省は10月上旬の臨時国会で増補制度を廃止とする旅券法改正案を提出することを表明。

増補されたパスポートは海外旅行中に、偽造パスポートの疑いをかけられやすい可能性を指摘。

頻繁に出入国をする旅行者及び海外出張の多いビジネスマンに衝撃を与えています。尚、代替えとして残り有効期間だけ使える新しいパスポートを発給する方針。

気になる手数料は?残り有効期間だけ使える新しいパスポートを発給へ!

増補制度の廃止による代替えで、残り有効期間だけ使える新しいパスポートを発給するとされていますが、気になるのは手数料。

増補制度は2,500円で40ページも追加できるためお得感がありましたが、一冊丸々新しくされる場合はそれ以上の手数料がかかると考えるのが自然。

現在5年有効のパスポート発給手数料が12歳以下で6,000円、12歳以上11,000円。10年有効のパスポートは16,000円。

結婚などによる姓変更による記載事項変更手数料が6,000円かかるため、あくまで推測ですが6,000円前後となるのではないでしょうか?

パスポートの増補制度廃止は2020年春?

10月上旬の臨時国会で旅券法改正案が通っても実際に廃止されるのは早くて2020年春頃になる見通し、査証欄のページが残り少ない方は早めに増補申請された方が良さそうです。

現在世界的には出入国スタンプを廃止する流れ、アジアでは香港や台湾でスタンプが廃止されており、日本国内の空港でもスタンプが押されない自動化ゲートが主流となりつつあります。(※スタンプは希望者のみ)

スタンプが減少しても事前にビザが必要な国々では、引き続き査証欄に丸々1ページ査証が貼り付けられるので、今後も増補制度の需要があるだけに廃止は残念です。

さいごに

現在東南アジアで唯一ビザが必要な国はカンボジア。(※ミャンマーは期間限定でノービザ化されています)

カンボジアでは空港到着時にアライバルビザを申請することが出来ますが、1ページ丸々ビザが貼り付けされるため、査証欄が残り少ない旅行者にとっては悩み。

査証欄のページを節約したい方々におすすめしたいのがオンライン上で申請が可能なE-VISA。

カンボジアを始めベトナムでもE-VISAによる出入国はスタンプのみ、査証欄のページを節約したい方々にはおすすめです。

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