COVID-19問題!日本人の東南アジア各国への入国制限/再入国可否のまとめ
目次
少なくとも5月31日まで民間航空機の乗り入れ禁止措置が続くタイ・バンコク
東南アジア各国がロックダウンで入国制限へ
新型コロナウイルスの世界的大流行に伴って3月中旬頃より東南アジア各国は相次いでロックダウンしています。
5月上旬現在、東南アジア各国は外国人の入国を制限策もあって感染拡大に歯止めがかかっており、4月23日ベトナムが自粛制限を解除したのを皮切りに東南アジア各国で制限緩和傾向へ。
5月1日にはアシアナ航空が仁川〜成田線を1日1往復のスケジュールで再開させ、成田から仁川を経由してプノンペンへと再入国した日本人も確認されています。
5月上旬時点、日本国籍者が東南アジア各国への短期入国と東南アジア各国居住者の再入国可否状況などご紹介いたします。
【5月上旬】日本人が完全入国不可の6カ国
観光目的
不可、3月22日より外国人の入国が停止
居住者の再入国
不可
出国の可否
ハノイorホーチミン市より日系航空会社の運航あり
現地の状況
4月22日をもって全社会隔離解除、一部娯楽産業除いて社会活動が正常化
観光目的
不可、4月4日〜5月31日まで民間の航空機乗り入れ停止中
居住者の再入国
不可
出国の可否
日系航空会社の運航あり
現地の状況
5月3日より段階的に社会活動再開
観光目的
不可、3月18日より外国人の入国停止
居住者の再入国
不可
出国の可否
日系航空会社の運航あり
現地の状況
5月4日より段階的に社会活動が再開
観光目的
不可、日本人への観光ビザ発給停止中
居住者の再入国
不可
出国の可否
不可、国際線運航なし
現地の状況
5月4日より社会活動緩和へ
観光目的
不可、3月31日より民間航空機乗り入れ停止中
居住者の再入国
不可
出国の可否
不可、チャーター機の運航実績あり
現地の状況
午後10時〜午前4時まで外出制限
観光目的
不可
居住者の再入国
不可
出国の可否
日系航空会社の運航あり
現地の状況
外出制限継続中、ルソン島全域で移動制限あり
【5月上旬】日本人の居住者の限定で入国可能な3カ国
観光目的
不可
居住者の再入国
可、5月1日より仁川乗り継ぎで入国可。※陰性証明にあたる書類等条件付き
出国の可否
可、5月1日より仁川乗り継ぎで日本への運航あり
現地の状況
外出制限や自粛等なし
観光目的
不可、4月2日より外国人(非居住)の入国及びトランジット禁止
居住者の再入国
可
出国の可否
日系航空会社及びガルーダインドネシア航空の運航あり
現地の状況
外出自粛継続中
観光目的
不可、3月23日より外国人(非居住)の入国停止中
居住者の再入国
可
出国の可否
日系航空会社の運航あり
現地の状況
外国人労働者が居住する宿舎で集団感染あり。6月より制限緩和か
5月現在日本人観光客の東南アジア入国は不可
5月上旬時点で日本人が観光目的として入国可能な東南アジアの国々はなく、居住者に限り条件付きで3カ国への再入国が可能となっています。
仮に再入国が可能であろうと、多くの航空会社で運休や欠航が相次いでいるため再入国が可能とは限りません。
明るい兆しとしては、5月に入って東南アジア各国で相次いで自粛制限を緩和傾向にあり、一部国際線の再開も報じられています。
感染が落ち着きつつあるオーストラリアとニュージーランド両国では終息国同士で国際線の乗り入れ再開に向けて協議も始まっており、終息国〜終息国の移動が再開される期待が高まっています。
さいごに
日本国内はGWに突入しても感染拡大に歯止めがかからず、5月6日→5月末まで緊急事態宣言の延長が決定へ。
少なくとも緊急事態宣言の終了までは世界各国が日本人観光客を受け入れるポジティブな要素はなく、海外旅行解禁には今一度自粛を強化して感染拡大をストップさせる必要があります。
ベトナムでは4月に感染が落ちつきつつある韓国からビジネスマンを数百人単位で相次いで入国を特例で許可、今後は終息国を限定に東南アジア各国で企業家や特殊技能者など特例で受け入れが始まる可能性も出てきています。