タイの入国が厳しい?不良外国人対策でタイの入国審査が厳格化へ
目次
ドンムアン国際空港、悪名高き(?)イミグレーションへ
タイの入国審査
2019年現在、日本人観光客のタイ入国はノービザが認められています。
■滞在可能日数:30日間
■延長可能日数:30日間
(費用:1,900THB、1回のみ)
タイにノービザで入国した場合30日間の滞在が認められ、ノービザの延長は1回に限り最寄りの入国管理局で30日間延長が可能です。
近年ビザラン対策で陸路でのノービザ入国は年2回迄と制限が加えられており、以下の注意点についてもご確認ください。
■タイ出国用のチケットを有すること
■陸路でのノービザ入国は年2回まで
■半年間の滞在日数は90日間まで(※観光ビザでの滞在含む)
■入国審査官の裁量次第?
ノービザ入国で最も注意したいのが、タイを出国するチケットを有していること。
実際には入国審査官のさじ加減によるところが大きく、注意点に該当していてもすんなり入国できることもあれば、ルールを厳守しても警告もしくは入国拒否を受けたとする報告もあります。
バンコクのイミグレーションで入国拒否報告が続出?
最近増えている報告として、12時間未満の比較的短いトランジットでタイ入国の必要性が認められない場合、入国拒否されてしまうケース。
この場合、別の入国審査官の列に並び直したらあっさり入国が認められたというケースもあります。
タイ入国後、手荷物のピックアップやチェックインカウンターで航空券の発券が必要であったり、合理的な入国理由があれば問題なく許可されます。
その他には、大使館等で頻繁にタイ観光ビザを申請すると、別のビザを取得するよう門前払いされるケースも報告されています。
仮に観光ビザを取得したとしても、タイ居住に等しい入国回数を疑われた場合はイミグレーションで厳しく警告を受けることがあります。
条件を把握してルールを厳守すること
タイは近年不良外国人対策として、ノービザや観光ビザでの入国審査を厳格化しており、条件を把握してルールを厳守する必要があります。
日本人観光客が観光として年2、3回のペースでタイを訪れる場合は何ら問題はなく、入国拒否のトラブルに巻き込まれるリスクはほぼありません。
タイ政府がこれほど入国審査を厳格化するのは、違法な労働をする不良外国人対策でもあります。
不良外国人対策?日本人の信用度が低下中
2019年3月下旬、タイ中部パタヤで振り込め詐欺集団のアジトが摘発され、日本人15人がタイ警察に逮捕されています。
近年タイを含め東南アジア各国で日本人による犯罪で摘発される日本人が目立ち、日本人の信用度が低下中。
タイ国内の就労ルールでは、外国人1人を雇用する場合、タイ人の従業員を4人雇用するルールも厳格化されています。
名義貸しや賄賂への厳しい取り締まりもあって、近年タイ国内の日本人就労者数が減少傾向に。
さいごに
タイには乗り継ぎで年に数回はノービザで入国していますが、過去にイミグレーションで入国拒否や厳しい警告を受けたことがなく厳格化はにわかには信じがたい印象。
今年5月の入国審査も出国用のe-チケットの提示すら求められることもなく、あっさり通過していますが、万が一に備えてルールを把握した上で入国したいものです。