タイは7月末迄自動延長！コロナで東南アジア各国でビザが特別対応へ

タイ政府が7月31日まで自動延長！コロナショックで東南アジア各国で滞在ビザが特別対応へ

帰国難民続出のタイ、7月末迄ビザが自動延長へ！

ビザの特別措置あり？コロナショックで帰国難民続出へ

3月頃より世界中で猛威を振るい始めた新型コロナウイルスの影響で、東南アジア各国は相次いで入国制限を開始しています。

3月18日マレーシア全土が事実上のロックダウンへ。その後ベトナム、タイ、カンボジアなど東南アジア各国でロックダウンが急加速中。

全世界的に航空会社の長期運休が相次いだことで、帰国手段を失った外国人観光客が帰国難民へ陥っており、東南アジア各国ではビザの特例措置が取られ始めています。

ビザの特別措置①タイ王国

4月上旬、帰国手段を失った外国人観光客を対象に4月30日迄滞在可能となる自動の延長措置が取られていました。

滞在期限が迫った4月21日午後、新たに7月30日まで滞在期限の延長が決定しています。今回も前回同様に手続きなく無料で、更に一挙3カ月間と外国人観光客を安堵させています。

ビザの特別措置②カンボジア王国

カンボジアは4月上旬より、唯一日本への定期運航便であったANA成田〜プノンペン便の長期運休が決定しています。

日本人を含めて世界各国の外国人観光客が帰国難民へと陥っていますが、4月3日カンボジア当局は外国人観光客を対象に帰国日まではオーバーステイの罰金免除すると発表しています。

具体的な免除期限は設けられておらず、少なくとも出入国が正常化されるまではペナルティなく滞在できる見込み。

特別措置なし？ベトナム国内のビザ延長手続き

現在ベトナム国内では実質的にはビザの延長措置が取られておらず、これまで通りベトナム国内では専門の代理店を通してビザの延長手続きが必要です。

唯一の特別措置としては、全社会隔離措置により4月1日〜4月22日までイミグレーションオフィスが閉鎖中、その期間に期限切れを起こした場合にはオーバーステイの罰金は免除されています。

尚、個人でも直接イミグレーションオフィスで申請が可能との報道もありますが、大々的なガイドラインがないため具体的な情報が乏しいのが現状です。

さいごに

タイ、カンボジアが非常に人道的かつ手厚いビザ延長措置が取られているため、ベトナム当局の対応には塩対応と感じてしまいます。

ベトナム政府は外国人観光客が長期的に国内に留まり続けるのを好意的には捉えていないとの報道もあり、現状タイ、カンボジアのような手厚い特例措置には期待できそうもありません。