成田で乗り遅れ続出?非常に強い台風15号が首都圏を直撃!公共交通機関が完全ストップ
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[画像はNHKニュース公式Twitterより] 成田空港に到着した乗客は帰宅難民へ
台風15号が首都圏を直撃
2019年9月9日、非常に強い台風15号が週明けの首都圏を直撃。
9日午前3時には首都圏を完全に覆う形で上陸、強風による倒木や飛来物によって電線が切断されるなど深刻な爪痕を残しています。
台風が通り過ぎた早朝の首都圏は台風15号が残した爪跡により、公共交通機関が完全に麻痺。
鉄道各社は前日より始発の時間を遅らせる決定をするなど、万全な対策を講じてきましたが想定を遥かに上回る被害へ。
首都圏から成田空港へのアクセスが完全にストップ!
台風当日、多くの鉄道会社は始発を午前8時に設定していましたが、倒木や電線切断によって運行の見通しがたたず修理や点検作業に追われました。
東京駅発のTHEアクセス成田や東京シャトルなどの格安バスは、高速道路の閉鎖により運転の見通しが立たず始発から運休。
首都圏から最短36分で成田空港までアクセスを可能とする成田スカイアクセスですが、運転開始は夕方18時以降、JRの成田エクスプレスに至っては終日運休になっています。
午後15時頃より一部リムジンバス区間で成田空港への運行が開始されたものの、それまでは公共交通機関で成田へのアクセスが完全に分断された状態。
唯一、成田空港へアクセスできたのは自家用車やタクシーで、成田空港まで相乗りを呼びかける声が相次ぎました。
たとえ運良くタクシーに乗り込むことができても、成田空港までの一般道では大渋滞が発生。
残念ながら乗り遅れが確定した乗客は道半ばにして途中下車しています。
乗り遅れた乗客を残して離陸
台風15号の影響で多くの成田発着便で遅延が発生しましたが、幸運にも空港へたどり着けた一部の乗客を乗せて出発しています。
首都圏から成田空港へのアクセスは完全にストップしたため、相当数の乗客が乗り遅れており、無情にも多くの乗客を乗せることなく離陸しています。
今回のような深夜〜早朝にかけて台風が上陸する場合は、出発前夜に空港入りするのが正解です。
出発前夜に前乗りして空港野宿がベスト
一部乗客は台風上陸前夜に成田空港入りを決断し、空港内で朝を迎えています。
台風や降雪でダイヤの乱れが想定される場合は、出発前夜に空港入りすることが乗り遅れのリスク回避に繋がります。
空港野宿におすすめしたいのが、成田空港第2ターミナル近くに位置する北ウェイティングエリア。
北ウェイティングエリアとは出発前の待合室で、畳が敷かれた仮眠エリアやベンチが充実しており、快適に夜を明かすことができます。
さいごに
非常に強い台風15号は想像を遥かに超える甚大な被害に見舞われました。
鉄道各社は始発を遅らせるなど、万全な状態で当日朝を迎えたようにも見えましたが、結果として多くの区間で運転見合わせが相次ぎました。
実際、多くの乗り遅れが発生していると見られていますが、残念ながら被害の全容は計り知ることができません。