最低3時間は必要?飛行機の乗り継ぎ時間の目安について
目次
前回はバンコクでLCC間乗り継ぎ、余裕を持って一泊
飛行機の乗り継ぎとは?
航空用語では、飛行機から飛行機への乗り継ぎを指し、英語ではトランジット(transit)。
直行便であれば、遅延は到着地に遅れる程度で済みますが、乗り継ぎ地がある場合の遅延は乗り継ぎ失敗となるリスクがあります。
そのため各航空会社は最低乗り継ぎ時間を設定しており、最低乗り継ぎ時間内で乗り継ぎを含めた航空券を発券します。
最低乗り継ぎ時間に満たない場合や、アライアンスが別の他社間の乗り継ぎは保証対象外となり自己責任となります。
条件別、飛行機の最低乗り継ぎ時間の目安
※同一アライアンスも対象
<国内線から国際線>
およそ1時間15分
<国際線から国内線>
およそ1時間
<国際線から国際線>
およそ1時間
国内線から国際線は保安検査、入国審査があるため最低でも1時間15分程度は乗り継ぎ時間が必要。その他は条件では1時間程度。
尚、乗り継ぎを含めた通しで購入した場合は、万が一乗り継ぎが失敗しても保証があります。
乗り継ぎ時間が少ない場合は、飛行機の出口で専用スタッフが乗り継ぎ先のボードを掲げて、スムーズな乗り継ぎへと誘導してくれます。
同社間、同一アライアンスであってもバラバラで購入した場合、各航空会社が指定する最低乗り継ぎ時間以外では保証対象外であることが多いので注意が必要です。
<国内線〜国際線>
およそ3時間
<国際線〜国内線>
およそ3時間
<国際線〜国際線>
およそ3時間
全て3時間としたのは、他社間の場合はバゲッジスルー(荷物を最終目的地まで預ける)が不可能で、乗り継ぎ地で入国してチェックインカウンターに向かい搭乗券の発券と荷物を預ける必要があります。
チェックインカウンターの締め切り時刻は一般的に国際線で1時間、国内線で50分のため、遅延や混雑のリスクを考えると最低3時間を見積もる必要があります。※各航空会社により締め切り時刻は異なります。
LCCからLCCへの乗り継ぎ時間は4時間以上がベスト
ANA、JALのようなフルサービスを売りとする航空会社と比べて、LCCは日常的に遅延が発生するリスクがあります。
乗り継ぎ時間が2時間ですと、1時間の遅延が発生したら乗り継ぎ先でのチェックインが締め切られてしまうのでリスク大。
乗り継ぎ時間が3時間なら1時間半程度の遅延であれば、チェックイン締め切り時刻に間に合います。つまり余裕を持つと4時間以上が望ましく、できれば5時間以上見積もっておくと安心です。
万が一乗り継ぎが失敗したら?
前述の通り、同社間や同一アライアンスで乗り継ぎを含めた通しで発券していれば保証されます。
保証は同社もしくは同一アライアンス便への振替で最終目的地へ。当日に便がなければ、後日便への振替となり宿泊施設の提供もしくは、後日宿泊費の返金が行われます。
同社間や同一アライアンスでバラバラで購入した場合は、保証の対象外となる場合が多いので注意が必要。
他社便から他社便への乗り継ぎ失敗した場合、チケットは紙切れとなり、新たにチケットを買い直す必要があるので安物買いの銭失いとなります。
LCCからLCCへの乗り継ぎは乗り継ぎ地で1泊すると安心
時間に余裕があれば、観光を兼ねて乗り継ぎ地で1泊程度されると乗り継ぎ失敗のリスクがなくなります。
体力的にも乗り継ぎ地で一泊程度した方が肉体的な負担も減る上に、ついでに観光を楽しむことができます。
おすすめの乗り継ぎ都市は、台北、クアラルンプール、バンコク。共通してるのは宿泊費が比較的リーズナブルで、1泊程度の乗り継ぎでも楽しむことができる観光地でもあります。
さいごに
LCCで乗り継ぐ場合、遅延のリスクを考えて最低でも3時間以上の乗り継ぎ時間を見積もって購入しています。
乗り継ぎ時間が2時間未満でもあまりにもチケットが安い場合、トライする価値があるかと思いますが、航空券が紙切れになるリスクをあるので推奨できません。
空港内を激走したり、イミグレーションの行列で先頭の人に頭を下げて割り込ませて貰うなど、トラブル解決力が求められます。