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第3のルート?LCCの東京~東南アジア旅でホーチミン経由が人気の兆し

第3のルートへ!LCCの東京~東南アジア旅でベトナムのホーチミン経由が人気の兆し

新たにベトナムを経由する東南アジア周遊ルートが完成!

LCCによる東京~東南アジア旅

2010年12月9日にエアアジアが羽田~クアラルンプール便を就航、いよいよ東京~東南アジア間の本格的なLCC時代の幕開けかと期待されましたが、しばらくはソウル、台北、香港など東アジアを中心とした時代が続きました。

ようやく2014年9月1日にエアアジアが成田~ドンムアン便を就航すると、バックパッカーを中心に人気が定着。同区間は2016年7月21日にスクート、2018年6月1日にノックスクート、2018年12月7日にタイライオンエアと就航ラッシュへ。

そして2019年7月12日、第3の東南アジアルートと期待されるベトジェットエア成田~ホーチミン便の就航が開始され、新たにベトナムを経由した東南アジアルートが人気の兆しを見せています。

第3の東南アジアルート?ベトナム ホーチミン経由が人気の兆し

LCCによる第1の東南アジアルートはクアラルンプール経由、第2の東南アジアルートがバンコク経由、そして新たに第3の東南アジアルートとしてホーチミン市タンソンニャット国際空港経由が人気の兆しを見せています。

長らくLCC不毛の地とされた日本~ベトナム間が就航ラッシュを見せており、ハノイやホーチミンを経由する東南アジア各地へ移動するルートが完成。

ホーチミン発

ホーチミン~バンコク 片道約5,000円~
(エアアジア、ノックエア、ジェットスター、ベトジェットエア)

ホーチミン~プーケット 片道約6,000円~
(ベトジェットエア)

ホーチミン~チェンマイ 片道約6,000円~
(ベトジェットエア)

ホーチミン~クアラルンプール 片道約4,000円~
(エアアジア、ベトジェットエア、マリンドエア)

ホーチミン~シンガポール 片道約5,000円~
(スクート、ジェットスター、ベトジェットエア)

ホーチミン~デンパサール(バリ島) 片道約8,000円~
(ベトジェットエア)

ホーチミン~シアヌークビル 片道約8,000円~
(カンボジア・アンコールエア)

いずれも最安値例ですが、ホーチミンを経由して東南アジア各地へ移動することができます。

まずはベトナム国内を観光してLCCで東南アジア各地へ移動、もしくは陸路でベトナム~カンボジア~タイ~マレーシア~シンガポールを移動するマレー半島縦断旅など旅行プランは自由自在。

ベトナム経由の注意点(30日ルール)

ベトナム経由で注意したいのが30日ルール。

現在日本人観光客は最大15日間のノービザ滞在が認められていますが、ノービザ滞在後に30日以内はノービザでの再入国が禁止されています。

つまりベトナムから入国して東南アジアを周遊する場合、バンコクやクアラルンプールなど第3国から日本へ帰国する必要があります。

30日ルールの対策例

成田~ホーチミン~カンボジア~ホーチミン~成田✖
※ノービザ滞在後、30日以内のノービザによるベトナム再入国は禁止

成田~ホーチミン~第3国~成田○
※第3国へ移動後はベトナム以外の国から帰国へ

■どうしてもベトナム再入国を希望する場合はビザを取得する必要があります。

ベトナム経由の東南アジア旅唯一のリスクは30日ルールですが、クアラルンプールやバンコクから日本へ帰国することで30日ルールを回避することができます。

逆ルートとして、クアラルンプールやバンコクから入国して、最終的にハノイやホーチミンから日本へ帰国するルートもおすすめできます。

さいごに

スカイスキャナー

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ご紹介した通り、新たにホーチミン経由が人気の兆しを見せていますが、2019年8月現在東京~ホーチミン間を運航しているLCCはベトジェットエアのみ。

仮にベトジェットエアの成田~ホーチミン便が不採算で撤退してしまった場合、LCCによるベトナムへのルートが閉ざされてしまうことになるので、安定した搭乗率が必要。

バンコク ドンムアン便のように人気が定着すれば新たにバンブーエアウェイズなど就航が期待できるので、成田~ホーチミン便は今後のLCCによるベトナム路線の命運を握っているといっても過言ではありません。

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