難航避けられず?プーケット島で外国人観光客の受け入れ再開準備を進行中!
目次
タイ版GoToキャンペーンの効果が薄く観光産業が壊滅的なプーケット島、ついに外国人観光客の受け入れを決意!
10/21追記分:10月20日夜、中国人観光客約40名がタイ入国!タイは約7カ月ぶりの外国人観光客受け入れへ
タイの観光産業がピンチ?プーケット島を開放せよ!
新型コロナウイルスによる外国人観光客の減少でタイの観光産業は壊滅的な打撃を受けており多くの失業者を生み出しています。
世界有数のリゾート地として知られるプーケット島も例外ではなく、特に外国人観光客が多く滞在していたパトンビーチでは多くの飲食店のシャッターが降り、ゴーストタウン化が報告されています。
当初は外国人観光客の受け入れに否定的な意見が目立ったタイ世論でしたが「このままではタイの経済が死んでしまう」と外国人観光客の受け入れを求める声が聞かれるように。
この状況を受けてタイスポーツ観光省は今秋を目途に、まずはプーケットで外国人観光客の受け入れを再開するよう政府に求めてきましたが、プラユット首相もついに10月1日より外国人観光客受け入れを基本合意へ。
首相が合意!タイのプーケットで外国人観光客の受け入れ再開へ

予定時期
2020年10月1日
予想される受け入れ条件
★30日以上滞在できる者
★事前のPCR検査
★入国後2回のPCR検査
★10万ドル以上の保険付保
★直行便orチャーター便
予想される行動範囲
★14日間の隔離中はホテルより半径1kmに限り移動可
★14日間の隔離後はプーケット島内の移動は自由
これらは最終決定ではなく、あくまで現時点で検討されている受け入れ条件及び行動範囲に過ぎません。
仮に14日間の隔離中でも最低でもホテルのプライベートビーチ、或いは隔離先から半径1km以内で移動可能であれば非常に魅力あるプランではないでしょうか?
現時点のタイ入国状況を考慮すると早期の実現性は低く延期されることが濃厚で、出発国~プーケットまでの国際線運航が極めて厳しい状況です。
タイ国際航空が11月末より、プーケットまでの6ルートを計画へ
計画時期
2020年11月末
計画中の6ルート
デンマーク~プーケット
ドイツ~プーケット
英国~プーケット
日本~プーケット
韓国~プーケット
香港~プーケット
※各便月2回程度のフライト
5月に経営破たんしたタイ国際航空は現在会社更生手続きを開始するかの裁判中で、近く最終決定が下される見通し。
順調に会社更生手続きが開始されれば大幅に事業が縮小された状態で運航が再開される予定ですが、今回の受け入れ合意案に伴って早くも各国からプーケットまでのチャーター便を計画中。
感染状況的に厳しいと思われた日本ですが、幸い計画中の6ルートに含まれており、日本がタイの観光産業において無視できない観光相手国であることを示しています。
尚、チャーター便は11月末を目途に計画されており、プーケット島の外国人観光客受け入れ計画も同時期にまでズレ込む可能性大。
プーケットに続いてサムイ島も外国人観光客の受け入れ候補に?
計画時期
今秋以降
予想される受け入れ条件
★事前のPCR検査
★10万ドル以上の保険付保
★指定のホテルで14日間隔離
★非感染を示すリストバンドで島内移動可に
受け入れ対象国
★ニュージーランド
★オーストラリア
★ドイツ
★マレーシア
★中国
プーケットの外国人観光客受け入れ合意に並行する形でサムイ島も同じくトラベルバブル計画が進行中。
残念ながら現在のところ対象国には日本は含まれておらず、元々直行便がある中国やマレーシアが優先される見込み。
ニュージーランドとオーストラリアは感染状況が落ち着いた低リスク国として、長期バカンス休暇があるヨーロッパからはドイツが今のところ対象国として想定されています。
さいごに
プーケットの外国人観光客受け入れ計画はまだ始まったばかり、今後時間の経過と共に具体的な計画が発表される見通しです。
仮に現在検討されているように、14日間の隔離中でもホテルから半径1km迄自由に移動可能であれば十分検討する価値がありますが、部屋から一歩も出ることが許されない厳重な隔離を求められれば魅力が激減。
隔離期間終了後、更に7日間の隔離によってタイ本土への移動が可能とも報じられており、優雅で快適な入国ルートの1つとして想定できれば思わぬ需要も期待できます。