変異株が流行していない国が対象?タイの入国隔離が14日間から7日~10日間に短縮へ
目次
ゴーストタウン化が報告されているプーケット島パトン地区、7月1日より入国隔離が免除へ!
【4/27速報】タイ国内で新型コロナウイルス感染拡大のため、5月より隔離期間が10日→14日間に戻されることが発表されています。
【3/31速報】4月1日よりワクチン接種者の隔離期間が5つの地域限定で7日間に短縮へ!
4月よりタイ入国隔離が短縮へ!
実施日
2021年4月1日より
隔離日数
14日間→10日間
対象外の12カ国
南アフリカ、ジンバブエ、モザンビーク、ボツワナ、ザンビア、ケニア、ルワンダ、カメルーン、コンゴ、ガーナ、タンザニア
2021年4月1日よりタイの入国隔離期間が14日間から10日間に短縮されることが正式に決定しています。
(※入国初日に午後6時までに入国すると隔離施設に10泊11日、午後6時以降に入国すると11泊12日)
短縮されるのは変異株が流行していない国を条件としており、変異株が流行中の南アフリカを含む11カ国は4月1日以降も引き続き14日間の隔離期間が求められています。
現在日本各地でもコロナ変異株の感染報告がされていますが、日本も従来より4日間短縮されることが決定へ。既に4月以降の入国予定者によって計4日分の宿泊料金が割引かれたとする報告が相次いでいます。
【3/31追記分】4月よりワクチン接種者の隔離期間が5つの地域限定で7日間に短縮へ!
超最新の情報では4月1日よりパタヤ、チェンマイ、プーケット、クラビ、パンガーの5地域限定でワクチン接種者を対象とする隔離期間が7日間に短縮されることが決定しています。
(※入国初日に午後18時までに入国すると隔離施設に7泊8日、午後18時以降の入国は8泊9日)
既に7月よりプーケット限定で入国隔離の免除が正式に決定していましたが、最新の情報では入国隔離の短縮という形ながら前倒しでワクチン接種者を対象とするワクチンパスポートが実施されることになります。
首都バンコクなど5つの地域に該当しない地域は既に発表されていた通り、10日間に短縮されることも改めて決定しています。
南アフリカを含む11の変異株流行国については引き続き14日間の隔離が必要となります。
ワクチンパスポート開始!7月よりプーケット限定で入国隔離が免除へ
実施日
2021年7月1日より
隔離免除
プーケット島限定
対象者
ワクチン接種者
2021年7月1日よりワクチン接種者を対象にタイのプーケット限定で入国隔離が免除されることが決定しています。
タイ政府は兼ねてよりワクチン接種者を対象としてワクチンパスポートの導入を検討していましたが、タイ随一のリゾート地プーケット島で決定へ。
タイ国内でプーケットは観光産業の衰退が最も激しく、外国人観光客に人気だったパトンビーチはゴーストタウン化が報告されていました。
ワクチン接種済みの外国人観光客を「隔離免除」として受け入れることで、観光産業の活性化を促したい狙いが感じ取れます。
尚、7月までにプーケット島民のワクチン接種を進める方針としていますが、接種の進行具合によっては「延期或いは中止」も充分に考えられるでしょう。
10月よりタイ全土で通常入国が閣議決定へ!
タイ政府は2021年10月より、すべての国の入国者を対象に隔離を免除とする「通常入国の再開」を閣議決定しています。
2021年3月末現在、全世界の感染状況を見る限り実現性は不透明ながら、観光産業に強く依存するタイとしては無条件で外国人観光客の受け入れたい方針が鮮明へ。
タイには観光を含む全ての外国人に入国が許可されているものの、高額な隔離費用や加入が義務付けられる高額な保険がネックとなって外国人観光客の入国者数が伸び悩んでいたことも入国緩和に拍車をかけています。
さいごに
現在アジアで唯一外国人観光客の入国が許可されているタイですが、4月以降の相次ぐ条件緩和により、周辺国への波及効果が期待されています。
仮にタイの入国緩和で感染拡大リスクが低いことが判明すれば、ベトナム、カンボジアなど感染が落ち着く周辺国も一気に開国へと方針転換する可能性も考えられます。
懸念としては日本のワクチン接種状況が当初の予定よりだいぶ遅れており、ワクチン接種が迅速に進む欧米各国に遅れを取ることは間違いなさそうです。