空前のバーツ高が進行中!日本人にとってタイは物価が高い国になっていた!?
目次
人気のスクンビット通り、出費を抑えたいバックパッカーは商業施設のフードコートへ
バーツ高が止まらない
2020年1月1日のTHB(タイバーツ)は1バーツ約3.6円にまでバーツ高が進行中。
10,000円をバーツへ両替すると約2,730バーツで、2012年のバーツ安時代には4,000バーツを超えた頃もあっただけに非常に寂しい両替額に感じます。
バーツ高に加え、タイ国内の物価も上昇傾向で日本人観光客にとってタイの物価は割高感が顕著になっています。
反対に日本を訪れるタイ人にとって日本の物価が安くなる逆転現象が発生中、タイ人観光客の訪日を強く後押ししています。
2012年のバーツ安をピークにバーツ高へ
2012年1月 1バーツ2.4円
10,000円→約4,100バーツ
2015年1月 1バーツ3.6円
10,000円→約2,760バーツ
2018年1月 1バーツ3.4円
10,000円→約2,950バーツ
2020年1月 1バーツ3.6円
10,000円→約2,730バーツ
2012年のバーツ安をピークに年々バーツ高で推移しており、2015年1月のレートは1ドル120円台の円安による影響です。
現在は1ドル109円前後の円高傾向、2015年とは全く異なる事情でのタイの物価上昇に危機感を感じています。
屋台、フードコート、タクシーが安くて便利
ローカルフードに限定すると依然として割安感があり、屋台やフードコートではパッタイなど50バーツ(約180円)程度から楽しむことができます。
日本でも一時ブームになったピンクのカオマンガイこと「ラーンガイトーンプラトゥーナム」では名物のチキンライスが40バーツ(約150円)と庶民価格。
バンコクのタクシーは初乗り35バーツ(約130円)と東南アジアで最安水準。10kmまでは1km毎に5.5バーツ(約20円)加算されるため、初乗りから合計10km走行しても計84.5バーツ(約300円)。
ショッピングセンター、日本食レストラン、歓楽街などは割高感があるものの、依然として外国人観光客にとってはタイは魅力的な観光地として君臨しています。
2019年は過去最高の外国人観光客数を更新
タイの観光スポーツ庁の発表によると2019年12月末までの訪タイ外国人は3,980万人と4,000万人には一歩届かない見込みながら過去最高を更新。
バーツ高が観光へ与えた影響は限定的で、依然として外国人観光客にとってはタイはトップクラスの観光地であり続けています。
日本からバンコクまでのLCCの運航本数も増加の一途で、2020年5月にはJALの新しいLCC「ZIP AIR Tokyo」の成田ーバンコク線就航も控えています。
さいごに
バックパッカーとしてバンコクへ頻繁に訪れていた頃は円高とバーツ安が重なり非常に割安感がありました。
その頃を知る者としてはここ数年のバーツ高によって、ずいぶんと物価の高い国になってしまったという印象があります。
タイは世界有数の格差社会、そのためローカルの物価は非常に安いため贅沢をしなければバックパッカーが安心して楽しめる魅力ある観光地であり続けるでしょう。