ゴロウデラックス出演!旅行者のバイブル 深夜特急と沢木耕太郎さんの魅力について
目次
九龍から香港島を結ぶスターフェリーで約6分間の船旅へ
沢木耕太郎さんと深夜特急とは?
バックパッカーのバイブルとしても知られるノンフィクション小説「深夜特急」の作者。
作者である沢木耕太郎さんが実際に香港〜デリー〜ロンドンまで乗合バスで旅した経験を元にしたノンフィクション小説。
ゴロウデラックス最終回へ出演!(ネタバレあり)
約8年間続いた稲垣吾郎さんがMCのTBSゴロウデラックス、3月28日に放送された最終回のゲストとして小説家の沢木耕太郎さんが出演!
放送終了後、SNS上で話題沸騰。深夜特急と沢木耕太郎ファンとして遅ればせながら番組を視聴しました。
実際に動く映像として沢木さんを拝見したのは初めてですが、180cmの長身に加えて71歳過ぎても未だ若々しく、ドラマ深夜特急に主演した大沢たかおさんがはまり役であったことがわかります。
深夜特急のエピソードでは、小説を書くために旅をしたわけではなかったことと、旅から7〜8年後に執筆したことが明かされました。
当時の手紙や旅先での出納帳を頼りに執筆したそうで、執筆を終えた後にスーッと身体の中から7〜8年前の旅の感覚が消える不思議な現象があったと話されています。
沢木さんから旅行者へのアドバイスは「人に尋ねる」こと
沢木さんの話として印象に残ったのは、旅先でわからないことは「人に尋ねる」こと。駅への行き方でも人に尋ねることで何かが生まれるそうです。
スマホが普及し、旅先でもツーリストSIMを利用しリアルタイムで検索できる時代となり、人との交流が希薄になりつつあります。近年の主流となる近代的な旅行スタイルから考えると、非常に奥深い言葉に感じます。
バックパッカーの原点!私にとっての深夜特急
まず初めに深夜特急に触れたのは、テレビドラマ版深夜特急。ドラマの視聴をきっかけにバックパッカー旅へと目覚め、深夜特急シリーズ全巻を読んだことが、バックパッカー旅をするきっかけになりました。
ドラマの撮影では香港の重慶大厦内にある快楽招待所(ハッピーゲストハウス)が使用され、撮影期間中に大沢たかおさんが実際に宿泊したのはDragon Inn(ドラゴンイン)というゲストハウス。
深夜特急ファンとしての好奇心から実際にDragon Innへ宿泊したことがあります。宿泊した部屋は大沢さんが宿泊された部屋とは別でしたが、バックパッカー旅の楽しさを知った原点でもあります。
深夜特急シリーズはバックパッカーの入門書
小説 深夜特急シリーズ全6巻では第1巻〜第3巻までのアジア編が特におすすめで、香港マカオ、マレー半島シンガポール、インドネパールまでの旅でバックパッカー旅の醍醐味が濃厚に描かれています。
ドラマ版は深夜特急ファンからは賛否両論あるものの、非常に印象的な作品。ドラマと小説を読んだらアジアのバックパッカー旅をより楽しめるものになるでしょう。
さいごに
深夜特急シリーズの後に描かれた、ベトナムを舞台にした「1号線を北上せよ」というベトナムを縦断した作品を読んでみたいと思っています。
現在のところ電子書籍化はされておらず滞在先のベトナムでは手に入れることができない状態。日本に一時帰国した際には是非とも手に入れて一読したいと思っています。